ぺンギンと標茶町
2025-09-29 15:08:27

ぺンギンと湿原の協力!都市水族館と標茶町が連携

標茶町とAOAO SAPPOROが結ぶ新たな協定



2025年9月29日、札幌市の都市型水族館『AOAO SAPPORO』が、北海道の川上郡に位置する標茶町と包括連携協定を締結しました。この協定の主な目的は、森や水辺の生物であるキタサンショウウオを通じて、地域資源の活用や課題解決、観光振興など多方面にわたる連携を深め、地域活性化を図ることです。

キタイワトビペンギン「シベチャ」

この連携のきっかけとして、2025年6月に生まれたキタイワトビペンギンのひなに「シベチャ」と名付けられたことがあります。この名前は、標茶町に由来し、今後の活動にとって象徴的な存在となるでしょう。さらに、AOAO SAPPOROでは同年4月に、地域の天然記念物であり絶滅危惧種であるキタサンショウウオの保全活動にも力を入れています。

環境保全活動の詳細



この協定のもと、2026年春には標茶町でキタサンショウウオが産卵を行います。その後、AOAO SAPPOROのスタッフが町を訪れ、生息環境の調査や卵の採取を行い、館内での展示も計画されています。これにより、地域の環境意識を高め、キタサンショウウオの個体数回復を目指す活動が進められます。

標茶町の佐藤町長は、この協定の締結を非常に嬉しく思っており、自然保護や観光資源の有効活用に貢献できることに期待を寄せています。また、AOAO SAPPOROの館長である山内将生氏も、今回の協定を通じて北海道の魅力を発信し、地域社会に貢献できることを喜んでいます。

標茶町の魅力とは?



標茶町は、釧路湿原国立公園や阿寒摩周国立公園などの豊かな自然環境に囲まれた町です。総面積は1,099.37平方キロメートルで、酪農業が基幹産業として栄えており、さまざまな乳製品が生産されています。大自然に囲まれたこの町は、貴重な動植物が生息するエコロジカルな魅力に満ちています。

特に、標茶町のキタサンショウウオは背中に金色の帯を持つ美しい生き物で、現在も環境省のレッドリストに登録されている絶滅危惧種です。この協定を通じて、AOAO SAPPOROと標茶町が共同で推進する保全活動は、未来の世代にもその素晴らしい自然を引き継いでいく大切な活動となることでしょう。

キタイワトビペンギン「シベチャ」の成長



キタイワトビペンギンの「シベチャ」は、2025年5月1日に産まれ、6月4日に無事孵化しました。このペンギンたちを通じて、AOAO SAPPOROは北海道の自然の魅力を訪れる人々に伝えています。特に「シベチャ」は、標茶町の自然を象徴する存在として、多くの人に愛される存在になることが期待されています。

このように、標茶町とAOAO SAPPOROの包括連携協定は、地域の自然を守りながら、観光と教育を通じて人々がつながり、感動と発見のコミュニティを育むものです。今後の活動にぜひ、注目していきたいですね。


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