NIKI Hills Wineryが世界的なワインコンペで金賞を受賞！北海道の魅力が詰まったシャルドネ

NIKI Hills Wineryの偉業

北海道仁木町の複合型ワイナリー「NIKI Hills Winery」が、世界最大級の国際ワインコンペティションである「Decanter World Wine Awards 2025」にて、金賞を受賞しました。この栄誉ある名誉は、日本初のシャルドネを使用したスティルワインによるもので、ワイン愛好家や業界関係者の注目を集めています。

Decanter World Wine Awardsとは

DWWAは、2004年からイギリスの月刊ワイン雑誌「デキャンター」によって毎年開催されているイベントで、2014年には出品数が世界一に達しました。このコンテストは、「世界最大のワインコンテスト」とも称され、多数のワインが評価される場となっています。

受賞ワイン「Chardonnay 2023」のこだわり

「Chardonnay 2023」は、NIKI Hills Wineryが自社の畑で育てたシャルドネを100%使用して醸造されていますが、2023年は特に厳しいヴィンテージとなりました。気温が適切に下がらず、ブドウの成熟が思うように進まなかったため、糖度が低いという試練にも直面。その中でも、ワイナリーは妥協せず、補糖や補酸なしで、代わりに果汁を凍結させて濃縮部分のみを使用する「冷凍果汁仕込」を選択しました。これにより、特別な風味が生み出されたのです。

製品の香りはトロピカルフルーツとハーブの清涼感が絶妙に調和し、ジャスミンの甘やかさと華やかさも感じられる複雑さを持っています。ドライな口当たりには微かな塩味があり、ミネラルの豊かさがアクセントに。クリアな酸味が口中を引き締め、最後には心地よい苦味が残ります。

醸造責任者の思い

醸造責任者の太田麻美子さんは、「シャルドネは多様な表情を持つ品種です。栽培地域や醸造方法によって異なる味わいを楽しむことができるのが魅力です」とコメントしています。NIKI Hills Wineryでは、北海道の気候や仁木町旭台の特性を活かし、個性的で香り豊かなワイン造りを進めています。

「私たちのワインが、飲む人にとって特別な存在になってほしい」という情熱を持ちながら、今後もワイナリーは世界に向けて挑戦を続けます。

NIKI Hills Wineryの未来

NIKI Hills Wineryは、2019年に北海道仁木町にオープン。地域の再生を目指す一環として、2014年にワイン事業をスタートしました。現在は、契約農家のブドウを使ったワイン醸造を経て、自社畑のブドウによるワイン作りにも取り組んでおり、広大な33haの敷地には、醸造所やブドウ畑、ナチュラルガーデン、宿泊施設なども整っています。国内外の観光客を迎え入れ、仁木町の活性化に寄与することを目指しています。