小樽の名バーテンダー、野田浩史が「現代の名工」を受賞
このたび、オーセントホテル小樽のメインバー「キャプテンズバー」に所属するマスターバーテンダー、野田浩史氏が「令和7年度 卓越した技能者『現代の名工』」に選出される栄誉を獲得しました。野田氏の受賞は、30年以上に及ぶバーテンダーとしての情熱と技量が認められたものであり、彼のバーテンダーとしてのキャリアの集大成と言えるでしょう。
卓越した技術の証
野田氏は、飲食物調理および接客サービスの領域でその技能を磨き、数々のカクテルコンクールにおいて素晴らしい成績を収めてきました。具体的には、北海道の冬をテーマにしたオリジナルカクテル「ノスタルジア~郷愁」など、地域の特色を生かしたカクテルを創作することで、地域文化の発展にも寄与しています。このカクテルはオーセントホテル小樽の名物として多くのお客様に親しまれています。
野田浩史の歩み
野田氏のバーテンダーとしてのキャリアは、札幌市で生まれ育った1968年に始まりました。彼は全国のホテルやバーで経験を積み、1998年にはオーセントホテル小樽に入社。以降、チーフバーテンダーとしての役割を果たしつつ、現在は取締役料飲部長として部門を率いています。その中で、顧客に対して価値ある体験を提供し続けています。
2012年には地元を強くアピールするために「北海道農産物を使った全国カクテルコンクール」を主催。この活動は、毎年多くの参加者を集め、現在も続いているイベントです。また、2014年には「竹鶴アンバサダー・オブ・ザ・イヤー」の最高賞を受賞し、業界内外での存在感を高めると共に、著書『マッサン流「大人酒の目利き」』も出版しました。
受賞に寄せての想い
受賞の際、野田氏は「多くのお客様に支えられてきた」と感謝の意を示しました。また、バーテンダー業務は社会に貢献できる力を持つと信じており、今後も酒文化の発展と共に地域社会へ貢献し続けることを誓いました。この受賞を新たな踏み台にして、更に意欲的に活動していく決意を示しています。
キャプテンズバーの魅力
オーセントホテル小樽にある「キャプテンズバー」は、かつての北海道開拓時代を思わせる雰囲気をもったバーです。ここでは、人生を語り合う船乗りたちのように、さまざまなお客様がグラスを傾け、特別なひとときを過ごしています。お酒を楽しむだけでなく、野田氏によるクリエイティブなカクテルや、こだわりのサービスも魅力のひとつです。
まとめ
今回、オーセントホテル小樽の野田浩史氏が「現代の名工」として表彰されたことは、彼の長年の努力と情熱の賜物です。バーテンダーとしての卓越した技能を持ちながら、地域文化の発展にも寄与し続ける彼の姿勢は、他の業界にも影響を与えることでしょう。小樽を訪れた際には、ぜひ彼のカクテルを体験してください。新たな風味が、あなたの心にも特別な瞬間を届けてくれることでしょう。