自動運転輸送開始!
2025-12-01 14:44:28

セブン-イレブンが自動運転トラックでの輸送実証実験を開始!

セブン-イレブン、自動運転トラックで新たな物流を目指す



株式会社セブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン-イレブン)は、三井物産流通グループ株式会社(MRG)および株式会社T2と協力し、自動運転トラックを使用した長距離輸送の実証実験を開始しました。本実証はいわゆる「セブンプレミアム」商品を運ぶことを目的とし、高速道路を通じて関東から関西へと運搬されます。このプロジェクトは、地域社会における持続可能な物流体制の構築を目指したものであり、特に人手不足や環境への配慮に対応した取組みが注目されています。

バイオ燃料の活用


この実証実験において、使用済みの食用油を原料にしたバイオ燃料「B5軽油」が採用されます。セブン-イレブンは、このバイオ燃料を自動運転トラックの燃料として使用することで、物流プロセスにおける環境負荷を軽減することを目指します。これによって、CO₂排出の削減が期待されます。

取り組みの背景


社会全体で慢性化しているドライバー不足の解消と、長距離輸送の安定した供給体制の確保が求められる中、セブン-イレブンはT2の自動運転技術に着目しました。具体的には、2027年度にレベル4自動運転トラックによるサービスの開始を目指し、段階的に取り組みを進めています。この実証の第一歩として、T2がレベル2自動運転トラックを使って、埼玉県の物流拠点から兵庫県までの商品配送を行います。

実証実験の概要


実証の期間は2025年12月から2026年4月までの間に計3回実施されます。具体的には、埼玉県新座市のMRG埼玉第二センターから兵庫県尼崎市のMRG関西センターまでの一部の高速道路区間を利用します。セブン-イレブンの「セブンプレミアム」と呼ばれるプライベートブランド商品が対象となり、その内容にはカップみそ汁、キッチンペーパー、ソフトパックティッシュなどがあります。

各社の役割


  • - セブン-イレブン: 実証のテーマ設定と対象商品の提供。
  • - MRG: 物流拠点の設定、積み込みや荷下ろしの管理。
  • - T2: 自動運転トラックの提供および走行データの収集と技術検証を担当。

環境に優しい物流を


このプロジェクトでは、自動運転による長距離走行の実現性や配送時間の短縮、運行オペレーションの有効性などが重視されます。環境問題に配慮した取り組みは、今後の物流業界における大きな課題として位置づけられています。自動運転トラックの活用によって生まれる新しいビジネスモデルと環境への配慮が両立する未来を期待しましょう。

おわりに


今回の自動運転トラックによる輸送の実証実験は、ただの技術革新にとどまらず、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となることが期待されます。セブン-イレブンが示す新しい物流の形は、北海道を含む全国各地に波及する可能性があります。今後の展開に注目していきましょう。


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