札幌市におけるオフィスマーケット最新動向
2024年12月末時点の札幌市オフィスマーケットに関する最新レポートが発表されました。三幸エステート株式会社がまとめたこのデータは、札幌市内のオフィス空室率や賃貸状況を詳細に分析しています。興味深いことに、空室率は前月からほぼ横ばいの3.15%となり、新築ビルではテナントの引き合いが見られるという動きが見受けられました。
空室率は横ばい、しかし新築ビルが注目
空室率はわずかに前月比マイナス0.01ポイントの3.15%に留まり、安定した状況が続いています。特に新築や築浅のビルでは、オフィスの需要が徐々に高まってきている様子で、テナントの引き合いが増えたという意見が支店長からも寄せられています。
新築ビルではリーシング活動に時間がかかる場合もありますが、今後はさらにテナントの成約に向けた動きが期待できます。多様なニーズに応えるオフィススペースの提供が求められるなか、札幌市内でのビル移転や新たなテナントの獲得が進むことでしょう。
2025年の新規供給見込みとその影響
2025年には新たに約1.1万坪のオフィススペースが供給される見込みです。これは、3年連続で1万坪を超える大規模な新規供給が続くことになります。特に南口や大通、中島公園駅近隣に新しい大規模ビルが竣工を控えており、それぞれ異なるエリアでの展開が期待されています。特に注目すべきは中島公園周辺で、オフィスビルの集積が少ないエリアでの新たな動きが期待されます。
募集賃料も上昇傾向に
また、募集賃料に関しても最近のデータでは、今月は前月比プラス122円の12,602円/坪になり、これで2ヵ月連続の上昇となっています。12,000円台半ばという小幅な動きが続いていますが、今後の市場動向により更なる上昇が見込まれるかもしれません。
まとめ
札幌市におけるオフィスマーケットの状況は、空室率が安定し、新築ビルへの需要が伸びるなど、明るい未来が感じられる状況です。三幸エステートが発表したこの情報は、企業のオフィス戦略において重要な指針となるでしょう。おそらく、今後も札幌のオフィスマーケットは注目を集める存在であり続けることが期待されます。
詳細な情報については、三幸エステート株式会社の公式ウェブサイトを訪れて確認してください。
三幸エステート