医療的ケア児の未来を拓くプロジェクト in とかち
北海道に新たな灯が点りました。「いけプロ@とかち」と名付けられたこのプロジェクトは、医療的なケアが必要な児童とその家族を地域全体で支えるための取り組みです。2028年に医療型短期入所を含む複合型施設の建設を目指しており、その第一歩として2024年に帯広市に新施設をオープンさせる計画が進行中です。
プロジェクトの理念
NPO法人ユーミッテは、「重症児者の輝く笑顔で地域と未来をつなぐ」を理念に掲げ、2021年に設立されました。重い障がいを持つ子どもたちを育てる親たち、そして地域で子どもたちと関わってきた医師や看護師、保育士たちが集結し、共に新しい未来を描いています。また、これまでの活動を通じて、子どもたちが健やかに成長できる環境を整えるためのさまざまなサポートを実施してきました。特に、児童発達支援や居宅訪問型児童発達支援、生活介護など、多岐に渡るプログラムは地域のニーズに応じて展開されています。
いけプロ@とかちの誕生
「いけプロ@とかち」の発足により、ユーミッテはさらに一歩踏み出します。夜間のお泊り支援を含む新たなプログラムを導入し、医療的ケアが必要な子どもたちが地域で安心して宿泊できる場を提供しようとしています。この取り組みは、札幌市のNPO法人ソルウエイズをロールモデルに、医療的ケア児とその家族を地域で支える仕組み作りを目指し、北海道全体への広がりを企図しています。
賛同人の募集
私たちは、このプロジェクトを支える賛同人を募集中です。賛同人とは、この活動に共感し、「賛成します」と表明してくださる方々のことです。寄付や金銭的な協力は求めていませんが、名前を連ねることでより多くの人に活動の意義を知ってもらい、地域における支援の必要性を示すことができる、非常に重要な存在となります。
地域における医療的ケア児のニーズが高まれば、活動への理解も進み、さらなる支援や協力を得るための力となります。賛同人の皆さまには年次報告書をお送りし、私たちの活動の進捗をお伝えしていく予定です。このプロジェクトを通じて、医療的ケア児とその家族が少しでも居心地よく感じられる社会を実現するために、あなたの声を届けていただければ幸いです。
支援の必要性
私たちがこのような取り組みを始めた背景には、北海道、とりわけとかち地域の現実があります。新生児医療の進展とともに、重い障がいを抱える子どもたちの数が増加しており、社会全体での支援が求められています。これまでこの地域には、重い障がいを持つ子どもを預けられる施設が存在せず、親は24時間体制で子どもの介護を行うことを強いられてきました。これにより、慢性的な疲労や健康問題が生じ、経済的な自立が難しくなっています。このような現状から、支援が必要とされているのです。
未来を共に
「いけプロ@とかち」を通じて、重症児者もその家族も地域で安心して生活できる社会の実現に向け、共に力を合わせていきましょう。医療的ケアが必要な子どもたちが存分に笑顔を見せる日が、すぐそこまで来ています。
是非、私たちの活動を知っていただき、ご支援をお願い申し上げます。詳細については、NPO法人ユーミッテの公式サイトやプロジェクトのページをご覧ください。
NPO法人ユーミッテ公式サイト
いけプロ@とかちの詳細とマンスリーサポータの募集
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