地域のつながりを深める「2025ふれあい広場くりやま」が盛況に開催

地域のつながりを深める「2025ふれあい広場くりやま」が盛況に開催



2025年11月9日(日)、栗山カルチャープラザ「Ek」では毎年恒例の「ふれあい広場くりやま」が開催され、多くの地域住民が集まりました。このイベントは、地域包括支援センターと連携したもので、地域のつながりを深めることを目的にしています。今回は、地域の子供たちが参加した遊戯やよさこい演舞が行われ、会場は賑やかな雰囲気に包まれました。

ケアラー支援ブースの設置



今年のイベントでは、新たに地域包括支援センターがブースを設け、認知症ケアを支援する活動を広報しております。ブースでは、NHK番組「逆転人生」に関連したプレゼンテーションも行われました。この番組に登場するのは、先月のケアラー支援講演会でお話ししてくれた高井隆一さんです。高井さんは、認知症の父親を介護していた中での悲劇的な鉄道事故を体験しており、その影響について深く考えさせられる内容が語られました。

番組が示す社会の課題



高井さんは、介護をする家族がすべての責任を負うのではなく、地域全体で支えていくことの大切さを訴えています。番組内では、家族が一丸となって介護にあたる姿勢が見られる一方で、社会がその課題にどう向き合うかが問われました。具体的には、鉄道事故後の損害賠償訴訟の経緯や、それに伴う心の痛みなどが含まれており、参加者たちが真剣に耳を傾けました。

イベントの反響



この日は51名の地域住民が参加し、講話を通じて認知症に対する理解が深まったとのことです。参加者からは、番組内容に対する驚きや共感の声が多く寄せられ、地域における支援体制の重要性が再認識される場となりました。パネルディスカッションでは、参加者同士が意見交換し、より良い地域づくりについて話し合う機会ともなりました。

地域の安心を支える取り組み



栗山町では、認知症の方が行方不明になるなど困ったときのために、「見守り・安心キーホルダー」を導入しています。このキーホルダーは、地域住民が見守り合うことを促進するための一つの手段です。家庭だけではなく、地域全体で支え合うことで、住みやすい町づくりを目指しています。

まとめ



地域包括支援センターが主催する「ふれあい広場くりやま」は、認知症問題を考える良い機会となり、参加者同士の意見交換を通じて地域の連帯感が強まりました。今後もこのようなイベントを通じて、地域のつながりを深めていきたいものです。

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