帯広駅南口再開発プロジェクト2028年春開業予定地域に根ざす新しい街づくり

帯広駅南口再開発プロジェクトの詳細

帯広市は、2028年の春に新たに「帯広駅南口再開発プロジェクト」を開業します。このプロジェクトは、広さ約2万5,000㎡の敷地に公共スペースや商業施設、ホテル、高層マンションを含む新しい街づくりを目指しています。事業を推進しているのは、地域企業の株式会社登寿ホールディングスで、商業エリアの企画からプロデュースについては、株式会社スマイルズが担当しています。

1. プロジェクトの背景と目的

帯広駅前では、最近大型商業施設の閉店が増える中、地域住民が求める「居場所」を提供するため、街の再活性化を目指す本プロジェクトが立ち上げられました。南口の再開発は、単なる商業空間の整備にとどまらず、住民が集い、交流する場所としての役割を果たすことを狙っています。広場を中心に、生活者のニーズに応える飲食店や小売店が設置され、日常と週末の双方に対応した快適な空間が実現される予定です。

2. エリア内の主要施設

開業を目指す帯広駅南口には、以下の特徴ある施設が計画されています。

■ホテル

新しいホテルは、十勝地方の自然を感じられるデザインが採用され、アウトドアとラグジュアリーを融合させた居心地の良い空間となります。地域の素材やアートを取り入れた内装や、自然との一体感を感じるサウナも整備されます。お客様にとって、ただの宿泊地ではなく、帯広の魅力を体感するための拠点となることを目指します。

■商業施設とパブリックスペース

広々とした屋外エリアが整備され、様々な飲食店や小売店が並ぶ商業施設に隣接する形でパブリックスペースも予定されています。ここでは、週末のイベントやマルシェといった地域行事を行うことができ、コミュニティの交流を深められる場として機能します。

■自走式駐車場

プロジェクト内には、513台の車両が収容可能な自走式駐車場が設けられ、日常の利用にも便利な環境が提供されます。

■マンション

新築の分譲マンションも開発され、地域の特性に配慮したプランで185戸の住居が計画されています。生活空間として、テレワークにも適した環境を整えるなど、住みやすさを重視した設計がなされています。

3. 地域への想い

このプロジェクトは、歴史ある帯広の街が新たな魅力を持ち続けるために必要な一歩と考えられています。地域住民が集い、一緒に生活していく中で、ここが「自分の宝物の場所」と感じられるような環境を整えたいとの思いが込められています。代表の宮坂社長は、これまでの歴史を学び、次世代の帯広をどう育んでいくかを真剣に考えています。プロジェクトを通じて、人々に新たな交流や創造の機会を提供し、さまざまな思い出が作られる場所になればと願っています。