NAC取得の意義
2025-12-16 14:35:12

東急不動産、グリーンシーズンの活性化を目指してNACを取得

東急不動産、NAC全株式を取得



2023年、東急不動産株式会社とそのグループ会社である東急リゾーツ&ステイが、北海道虻田郡倶知安町でアドベンチャー事業を展開している株式会社NACの全株式を取得しました。この動きを背景に、彼らはニセコエリアにおける観光の年中無休の活性化を図っています。

目的と背景


ニセコエリアは、雪質の良さから「JAPOW」とも称されるパウダースノーで、冬季にはスキーやスノーボードが人気ですが、最近ではグリーンシーズンの観光需要も増加しています。東急不動産は、NACが持つ豊かな体験を活かし、オールシーズン型マウンテンリゾートとしてのブランド力を強化したいと考えています。

東急不動産は、ニセコエリアで30年以上の経験を持つNACを通じて、アウトドアアクティビティを増やし、夏の歓楽を創出することを目指しています。具体的には、NACが提供するラフティングやマウンテンバイクといったアドベンチャーサービスをNiseko東急 グラン・ヒラフと連携させることで、ゲストに新たな体験を提供します。

新たな拠点の整備


株式取得に伴い、NACの運営拠点はニセコ東急 グラン・ヒラフに集約される予定で、アクティビティの受付は2025年12月にオープン予定の新施設「ALPEN NODE」に移転します。これにより、ニセコが持つ豊富な夏のアクティビティを体験できる玄関口となることを目指します。この施設では、バリエーション豊かなアクティビティが用意されており、訪れる人にとって「一日中楽しめる」山のテーマパークのような場所に成長することを期待されています。

NACの想いと未来


NACの前代表、ロス・フィンドレー氏は「ニセコの大自然とその可能性を信じてきた」と語り、東急不動産グループに参加することは、新たな事業への挑戦であり地元へのさらなる貢献をする機会だと述べています。彼は、グラン・ヒラフが地域活性化に努めてきたことから、NACとの事業承継に最適なパートナーであると信じています。また、エグゼクティブアドバイザーとして関わり続け、ニセコの魅力を引き出す活動に尽力していくことを表明しました。

まとめ


ニセコエリアの魅力を最大限に引き出し、観光のオールシーズン化を図る今回の株式取得は、地元経済にも多大な影響を与えることでしょう。東急不動産が進める「Value up NISEKO 2030」に則った取り組みは、地域資源を活かし新たな魅力を創出するための一歩となります。今後の展開に期待が高まります。


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