能登半島地震からの軌跡と今
2024年1月に発生した能登半島地震は、石川県の七尾市全体に甚大な影響を及ぼしました。特に、有限会社みやけ食品が操作する「のと国分寺工場」は、工場業務を一時中断せざるを得ない状況に追い込まれました。本来は日々の生活を支えるためのたまご食品を製造するこの工場が、地震による混乱の中で地域にどのように貢献してきたのか。今回は、そのドラマを伝えるドキュメンタリー動画「のとto(と)みやけ」に焦点を当て、復興と地域への思いを掘り下げていきます。
工場の活動と地域貢献
地震後、みやけ食品は工場のストック品である茶わんむしや玉子とうふ、玉子焼きを避難所に提供しました。物資の供給が困難な中、地域の人々と共に困難な状況を共に乗り越え、長期にわたる断水にも直面しました。そこで、地域の人々に工場内の井戸水を開放することにより、工場は地域との絆を深める機会となりました。
その後、地元の人々や会社の社員の努力により、工場は徐々にその機能を回復し、今では多くのメンバーが再び工場で働いています。これには、地域の支えが不可欠であり、みやけ食品もその共生の大切さを実感しています。
ドキュメンタリー動画の制作
「のとtoみやけ」というタイトルのドキュメンタリー動画は、みやけ食品の社員だけでなく、能登地域の人々の生の声を集めています。この映像は、単なる復旧の報告だけでなく、地域への愛情や希望にあふれる内容になっており、能登の美しい風景と共に、地域の人々がどのようにこの1年半を乗り越えてきたのかに迫ります。
制作チームには多くの方が関わり、動画を通じて「ここが好きだから、また灯りを灯したい」というメッセージを強調しています。
震災の記憶を共有し風化させない
「震災を風化させない」という理念のもと、今回の動画プロジェクトは社内向けにも意義を持っています。全国にいるグループ社員に向けて、「あの震災」は単なる他人事ではなく、私たち全員が共感し、共に支え合うものだという意識を促すために制作されました。現代は情報がすぐに風化してしまう時代ですので、こうした取り組みを通して、「記憶を語り継ぐ」重要性を再認識しています。
様々な人々が関与したプロジェクト
このドキュメンタリーの制作には、多くのメンバーや関係者が関わりました。プロジェクトリーダーにはみやけ食品の専務取締役である三宅宣生が名を連ね、企画・プロデュースにはKATARE Inc.の八木翔和さんと今村匡さん、撮影・編集はCROCOの渡辺穂高さんと西原翔風さんが担当。音楽にはUtakaraの楽曲が起用され、映像に更なる深みを加えています。
食卓の笑顔を未来へ
「食卓の笑顔は、たまごから。」というコンセプトのもと、みやけ食品は創業以来、たまごを使用した加工食品を通じて、家庭に“ほっとする笑顔”を届ける商品作りに努めてきました。私たちが提供する商品のひとつひとつが、離れた誰かの「希望」に変わる、それを信じて、これからも誠心誠意取り組んでいきたいと考えています。このような背景を持ったみやけ食品の物語を、ぜひ動画でご覧ください。
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お問い合わせ先
有限会社みやけ食品
担当:曽我 豪
電話:0767-57-2838
メール:
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