概要
2025年9月10日、Craif株式会社が主催する訪問授業が、北海道利尻町の沓形小学校および利尻中学校で行われました。テーマは「家族みんなの健康を考えよう」。がんの早期発見の重要性を伝えるこのイベントには、サッカー界で名を馳せる本田圭佑氏とCraifのCTO、市川裕樹氏が登壇し、子どもたちに健康に関する講義を行いました。
訪問授業の背景
本授業は、利尻町がん検診推進プロジェクトの一環として実施されました。がんの予防と早期発見は、社会的な課題に対する有効な解決策であるとCraifは考えています。この活動を通じて、特に子どもたちに、がん検診の重要性を知ってもらい、家族全体の健康意識を高めることを目指しました。
授業の内容
授業のスタートで本田圭佑氏が自己紹介し、子どもたちの目を輝かせました。「今日はがんの話をします。みんなが大好きなお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんにも伝えてほしい」と語り、がんは誰でもなる可能性がある病気であることを話しました。
続いて市川裕樹氏が「がん」とは何かについて説明しました。身近な病気である虫歯を例に取り、「虫歯にならないためには、早期発見が重要」と伝えることで、がんについても同様の意識を育むことが必要であると強調しました。子どもたちからの「がんについて知っていることは?」という質問には、「いろんな臓器が悪くなる」との返答があり、「がんは体の中に悪いものが増える病気」であり、放置すると全身に広がる危険性を説明しました。
クイズを通じた理解
授業の中でがんに関する3つのクイズが実施されました。最初の問いは「がんになる確率はどのくらい?」というもので、正解は「2人に1人」という衝撃的な数字でした。子どもたちの反応は驚きに満ち、クイズを通じてがんの現実を実感したようです。
次の問いは「早期発見の重要性を知っているか?」という内容で、実際には早く見つければ「10倍長生きできる可能性が上がる」と説明されました。最後の問いは「がん検診を受けている人の割合」についてで、「半分もいない」という事実に驚きの声が上がりました。この結果から、家族に対してがん検診の重要性を伝えることが呼びかけられました。
家族へのメッセージ作成
授業の締め括りに、市川氏が「今日の学びを家族に知らせてほしい」とメッセージを送りました。子どもたちは健康への意識を高め、メッセージカードに「早く健康診断を受けてね!」「運動もしっかりしよう」といった温かい言葉を書き込み、家族への思いを形にしました。「2人に1人ががんになる」という事実に衝撃を受けた生徒も、しっかりと健康を考えたメッセージを心のこもった言葉で表現しました。
課題意識の高まり
利尻中学校でも同様の授業が行われ、生徒たちは真剣に聞き入っていました。がんリスクを減らすために、家庭での健康を意識することが今後の大きな課題として浮かび上がりました。
Craifの取り組み
「マイシグナル®︎シリーズ」として知られるがんリスク検査は、尿や唾液から簡易にがんリスクを評価できるツールです。多様な検査を通じて、がんの予防と早期発見をサポートし、将来的には健康を守る社会作りに貢献することを目指しています。
Craifは、がん早期発見のための革新的なバイオAI企業として、今後も社会に価値を提供し続けることで、全ての人々が健康である未来を実現することを目指しています。