eWeLLの新モデル
2025-10-21 10:42:19

地域医療の新たな連携モデルを提案したeWeLLのセミナー報告

地域医療の新しい連携モデルを提案したeWeLLのセミナー



2025年に開催予定の「第30回 日本在宅ケア学会学術集会」において、株式会社eWeLLが共催したランチョンセミナーが、大阪府豊中市で行われました。このセミナーには、300人以上の地域医療関係者が参加し、急性期と慢性期医療の連携をテーマにした重要な議論が展開されました。

急性期から地域への円滑な移行を目指して



近年、高齢化と医療の高度化が進む中、入院治療を受けた患者が在宅で療養するケースが増加しています。退院後、患者が住み慣れた地域で切れ目のない医療・ケアを受けるためには、急性期病院と在宅医療を担う訪問看護ステーションとの連携が不可欠です。しかし、急性期病院の退院支援チームは業務が多忙を極め、適切な連携が難しい状況が続いています。

セミナーのテーマは「繁忙な退院支援部隊と地域をつなぐ訪問看護ステーションとの連携モデル」であり、参加者は病院側と地域側双方の視点からの具体的な事例を交えた議論を行いました。吉田麻美氏(大阪大学医学部附属病院)の講演では、特定機能病院における退院支援の現状と課題について触れ、地域との連携強化が必要であることが強調されました。

連携の課題と解決策



勝眞久美子氏(ななーる訪問看護ステーション)は、急性期病院からの依頼が多い訪問看護の現場から、どのような連携モデルが求められているのかを具体的に紹介しました。医療ニーズの高い患者に対する連携の重要性や、情報共有ツールの煩雑さなど、現場で感じる課題についても言及され、ICTを活用した情報連携の必要性が説かれました。

無料プラットフォーム「けあログっと」の紹介



セミナーではもう一つの重要なトピックとして、eWeLLが提供する無料プラットフォーム「けあログっと」が紹介されました。このサービスは、地域の医療機関を簡単に検索できるもので、好きな条件で絞り込みが可能です。地図上での見える化により、地域の施設の特色や空き状況を把握できると好評を得て、参加者からも多くの注目を集めました。「今までの“お店検索”感覚で、まるで新しい体験です」との声も聞かれました。

今後の展望



eWeLLは、今後も病院と地域の医療サービス提供者との円滑な連携促進を進めていく考えです。データやテクノロジーの力を活用し、医療・介護従事者の業務負担軽減と、在宅療養者が安心して暮らせる社会の実現を目指しています。訪問看護向け電子カルテ「iBow」を通じて得た膨大なデータをもとに、地域医療連携を加速させる地域包括ケアプラットフォーム「けあログっと」を展開し、より良い医療環境の構築に貢献していくとしています。

今回のセミナーを通じて、医療に関わる全ての人々が協力し、患者の「生きる」を「活きる」にするための強固なパートナーシップが構築されることを期待しています。eWeLLは今後も、その使命を遂行し、地域医療の課題に真正面から向き合い、革新的な価値を創造し続けることでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

関連リンク

サードペディア百科事典: 地域医療 eWeLL 訪問看護

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。