讃岐うどんと地域活性化
2025-10-29 16:38:35

讃岐うどんと地域活性化が出会った瞬間。高松市とはなまるの協定締結

讃岐うどんで知られる「はなまるうどん」は、2025年10月14日、高松市との包括連携協定を締結しました。この協定は、両者の資源を活用しながら地域の発展や市民サービスの向上を目指すもので、はなまるにとって初の自治体との連携となります。

背景と目的
はなまるは2000年に香川県高松市で誕生し、独自のセルフサービス方式で讃岐うどんの魅力を全国に発信してきました。2025年には創業25周年を迎え、改めて「すべては、讃岐うどんとともに。」という理念のもと、本社を再び高松市に移転し、新たなプロジェクトである「おいでまい!さぬきプロジェクト」を開始しています。このプロジェクトは地元の魅力を発信し、地域貢献を目指すものです。
一方で、高松市も「シティプロモーション推進ビジョン」を設け、地域を魅力的な場所へと導く取り組みを進めています。この協定は、はなまるの生み出した文化を通じて地域社会の発展を図ることを目的に結ばれました。

協力内容
協定に基づく連携・協力事項には、以下の5つが挙げられています:
1. 市の魅力発信
2. 子育て支援
3. 食品ロスの削減
4. 教育
5. その他の地域活性化・市民サービス向上に資する取り組み
これに基づいて具体的なプランが立てられています。

具体的な取り組み
この協定に基づく具体的な活動として、次のような提案があげられています:
1. 市の魅力発信:はなまるの広範な店舗網を活用し、首都圏での高松市シティプロモーションイベントにおいて無料券を配布。さらに、高松市の新ロゴを用いたポスターを全国の店舗に掲示して認知度向上を目指します。
2. 子育て支援:市内の児童養護施設に入所している子どもたちに食事チケットを配布し、外食を体験させる取り組み。また、夏休みなど学校給食がない期間に無償で食事提供を行うことで、子どもたちの食の安心感を高めます。
3. 教育:はなまるの従業員が地元の小中学校を訪問し、うどんの大切さや食文化についての授業を行い、店舗への職業体験の機会を提供していきます。
4. 食品ロス削減:製造過程で発生する廃棄うどんを、高松市のバイオマス発電に有効活用する施策も進行中です。

関係者の言葉
高松市市長の大西秀人氏は、「まさに地域と共に歩んでいこうとするはなまるとの連携が、高松市の発展に大きく貢献することを期待しています。」と語ります。また、はなまるの代表取締役社長・前田良博氏も「地域貢献を一層強化し、高松市の皆様に愛される企業を目指して活動してまいります。」と意気込みを見せています。

おわりに
高松市とはなまるの連携は、地域の活性化と讃岐うどん文化のさらなる発展を目指す新たな一歩です。この協定がどのような具体的成果をもたらすのか、注目が集まります。これからの進展に期待を寄せながら、讃岐うどんの魅力が各地に広がることを願っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 讃岐うどん はなまるうどん 高松市

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。