2025年版 SNS利用実態調査レポートの発表
株式会社クロス・プロップワークスが発表した『SNS利用実態調査レポート(2025年8月)』は、全国の15歳から79歳までの男女3,235人を対象に行われ、SNSの利用状況についての貴重なデータを提供しています。年4回行われるこの定点調査は、今回特に調査対象年齢を60代から70代に拡大し、さらに多様な世代の動向を捉えることを目的としています。
調査の主な内容
本レポートでは、SNSの利用率や購入行動の違いに関する従来の調査内容に加え、今回初めてAI機能の利用状況に関する質問も含まれています。これにより、世代別や性別に応じた詳細な利用パターンを観察し、最新トレンドに基づいた実態を把握することが可能になりました。
検索行動の変化
調査結果によると、全世代の検索サービス利用状況では、1位が「Google検索」であるものの、特に注目すべきは「YouTube」で、全世代で3位にランクインしています。10代と20代では、YouTubeが2位に位置し、検索に利用されるサービスの多様化が進んでいることがわかります。若い世代においては、「Instagram」や「X」といったSNSも重要な検索手段となっていることが示されています。
SNSを経由した購入経験
また、SNSを使用して商品やサービスを購入した経験があるかという問いに対しては、特に「TikTok」と「Instagram」が高い結果を示しました。「TikTok」の利用者では28.5%、さらに20代での購入経験は38.6%に達しています。一方、「Instagram」でも27.9%の利用者が購入を経験しており、30代では37.2%とより高い値を記録しています。
購入を決定する情報源
興味深いことに、購入を決める際の情報源に関してもSNSプラットフォーム毎に異なる傾向が見られました。「TikTok」の利用者は「おすすめに表示された投稿」が最も影響を与えていますが、他のプラットフォーム、つまり「Instagram」、「X」、「YouTube」では、‘‘フォロー中のアカウント’’の投稿や動画が主要な決定要因となっていることがわかります。プラットフォームごとの特性を理解することで、マーケティング戦略の最適化に繋がります。
マーケティング施策への活用
この調査結果は、SNS運用におけるマーケティング施策の企画・立案に役立つ定量データを提供しています。特にSNSマーケティングや企業公式SNSアカウントの運用に関心がある方々には、これらの情報は大変貴重です。
調査の詳細情報
この調査は、株式会社クロス・プロップワークスが行い、インターネットリサーチに基づいて全国47都道府県から回答を募りました。期間は2025年8月21日に開始し、8月22日まで実施されました。今回の調査では3,235名からの有効回答を得ています。
まとめ
SNSマーケティングの最適化を考えている企業様には、本調査レポートが非常に有用です。具体的なSNS戦略や販促施策の検討に是非お役立てください。
詳しい調査結果については、公式ウェブサイトからダウンロード可能です。