札幌市中央区に位置する都市型水族館『AOAO SAPPORO』が、株式会社e-lamp.と手を組んで心拍をベースにした恋愛マッチングイベント「ematch」を開催することが決定しました。2025年4月20日から新たなプロジェクトがスタートし、第一弾イベントは2025年12月5日に「冬のときめき水族館」として実施されます。
この水族館は、朝10時から夜10時まで開館し、「都市の中の自然の入り口」を理念に、都市生活と自然の融合を目指しています。「恋するサッポロパス」といった文化企画を通じて地域との連携を推進しており、今回のプロジェクトもその一環です。
株式会社e-lamp.は慶應義塾大学のスタートアップであり、心拍や感情といった生体情報をリアルタイムで可視化する技術を持っています。この二つの組織の協力は、親密さを自然に感じられる新たな出会いの場を創出することを目的としています。
光で心拍の変化を知るイヤリング型デバイス
イベントの中心には、e-lamp.が開発したイヤリング型デバイスがあります。このデバイスは、装着者の心拍による血流の変化に応じて色が変わる仕組みで、青色が落ち着いている状態、緑色が中間、赤色がときめきを示します。この光がAOAO SAPPOROの魅力的な照明と共鳴し、参加者同士が自然に会話を始めるきっかけを与えます。
これまでに実施した4回のテストイベントでは、参加者から「会話が盛り上がりやすい」「初対面でも安心できた」という声が寄せられるなど、非常に好評を得ています。
恋の研究を科学する新たな試み
AOAO SAPPOROでは、恋愛行動や求愛に関連する展示も行っており、館長の発案でこのコラボレーションが実現しました。e-lamp.の“脈あり”診断システム『HeartDate』を用いて、人々が惹かれ合う瞬間や共感が生まれるメカニズムを可視化する取り組みも進行中です。これは恋愛の枠を超え、地域交流や教育、観光など多様な分野に展開される可能性を秘めています。
対談やコラボ映像も公開中
本プロジェクトの背景や構想について語られた対談がnoteやYouTubeにて公開されています。また、コラボレーションのコンセプトムービーも公開中で、参加者は事前に内容を感じ取ることができます。
次回のイベント『冬のときめき水族館』の詳細
次回イベントの日程は2025年12月5日(金)18時から20時まで。会場はAOAO SAPPORO 5Fの「CO-WORKING」で、男女各30名、計60名の定員を設けて開催されます。対象は20歳から39歳までの独身男女で、参加費は女性4200円、男性7200円(早割価格あり)となっています。特設サイト(https://tokimeki-aquarium.studio.site)での申し込みが可能です。
代表からのメッセージ
e-lamp.の代表である山本愛優美氏は、「もし心が可視化されることで、伝えられなかった感情を共有できれば」とこのプロジェクトへの意気込みを表明しています。AOAO SAPPOROと共に札幌から新たな出会いの文化を創り上げていくことを目指します。
この新たな試みが、札幌の文化と出会いの場としての水族館をどのように進化させていくのか、今から楽しみですね。心拍の変化を感じながら、恋の予感に包まれる素敵なひとときを体験できる「冬のときめき水族館」。皆様のご参加をお待ちしています!