こどもふるさと便が6自治体と連携し食の機会を提供

こどもふるさと便が拓く新たな支援の形

ネッスー株式会社は、ふるさと納税を基盤にした「こどもふるさと便」によって、地域の特産品をこども食堂、ひとり親家庭、そして難病に直面する子どもたちに届ける新たな支援の形を生み出しました。これにより、地域企業や団体との協力を通じて、こどもたちの食や体験の機会格差を解消し、優しい社会の構築を目指しています。

6つの自治体と新たな連携

最近、6つの自治体（北海道の旭川市と音更町、石川県の能登町、長崎県の壱岐市と対馬市、宮崎県の都城市）と連携を発表しました。また、認定NPO法人や公益社団法人など、さまざまな支援団体とも手を組み、それぞれの強みを活かしたサポートを行います。

縮小する機会格差

厚生労働省の調査によると、日本では9人に1人の子どもが「相対的貧困」とされています。特にひとり親家庭においては、その割合は2人に1人に上ります。この現実を背景に、ネッスーは子どもたちに質の高い食事と経験の機会を提供しようとしています。

寄付による双方向の応援

「こどもふるさと便」は、食品ロスを活用することで、栄養バランスの取れた食事を必要とする子どもたちに届けることができる取り組みです。寄付者は、ふるさと納税を通じて地域特産品や体験を選び、支援の対象となる子どもたちを自ら決定できます。このような双方向の関係が、寄付の新しい形を生み出しています。

自治体や団体との連携の重要性

連携することで、寄付の信頼性を高めると同時に、地域の文化や特産品を広めることにも寄与します。北海道旭川市では「旭川産米を届けたい」プロジェクトが進行中。対馬市では「海の再生」と食支援を組み合わせた施策も展開され、地元の子どもたちに美味しい海の恵みを届ける取り組みが行われています。

本来の目的を取り戻す

日本のふるさと納税は本来、生まれ育ったつながりに貢献する制度です。しかし、現在は「お得感」を求めて利用している方も多いのが現実です。ネッスーは、「お得追求型」から「使いみち共感型」へとシフトし、寄付の目的意識を再認識してもらうことを目指しています。

総まとめ

私たちが住む地域の子どもたちには、それぞれの背景や状況によって、満たされない機会が多く存在します。しかし、「こどもふるさと便」が広まることによって、少しでもその差を縮めることができればと願っています。すべての子どもが、自らの夢を叶えられるような社会の実現に向けて、多くの方々の理解と協力が必要です。ぜひ、応援の輪を広げていきましょう。