eWeLLが看護DXアワード「home nursing賞」を受賞し在宅医療を革新

eWeLLが看護DXアワード受賞〜在宅医療の未来を切り拓く

株式会社eWeLL（証券コード：5038）は、2025年に東京ビッグサイトで行われた「看護DXアワード」で「home nursing賞」を獲得しました。これは、看護の質向上と患者のQOL（生活の質）を高めるサービスに対する評価として高く評価された結果です。

在宅医療の業務支援を加速

eWeLLは、2012年の設立以来、在宅医療に特化したサービスを提供してきました。その代表的な製品である訪問看護専用電子カルテ「iBow（アイボウ）」や、AIを活用した「訪問看護計画・報告」ソリューションは、訪問看護ステーションの業務を効率化し、看護の質を向上させるために設計されています。

敦促された受賞理由

「看護DXアワード」の表彰式は、在宅医療が適切に進められる環境の構築を目指す日本男性看護師會が主催しました。eWeLLの中野剛人社長は、受賞にあたり「データとテクノロジーを駆使し、在宅医療の新たな可能性を模索していく」とコメントしました。彼はまた、少子高齢化が進む中、看護師の皆様と共にすべての人が安心できる在宅療養を実現することを目指すと力を込めました。

AIが導入する新たな看護の形

eWeLLが開発した「AI訪問看護計画・報告」は、看護記録とアセスメント情報を元に生成AIが自動で計画書や報告書の草案を作成することができます。この技術により、看護師は文書作成にかかる時間を短縮し、より多くの時間を患者ケアに注ぐことが可能になります。

利用者の声と導入実績

調査によると、全国の2,800企業で86,000人の看護師がこのソリューションを利用しており、業務時間を月に平均23.3時間削減したと報告されています。また、6割以上のユーザーが報告書の作成時間が「15分以上短縮された」と感じているとのことです。この実績は、eWeLLの技術が現場で実際に役立っていることを示しています。

認知度の向上と安心できる医療環境の構築

AIの導入によって、看護業務は標準化され、質の維持がしやすくなりました。また、個人情報に配慮したAIの活用方法が導入されており、安心して医療データを利用できる環境が整えられています。これにより、看護師も患者も安心して在宅医療を受けられる基盤が築かれつつあります。

在宅医療のプラットフォーマーとしての評価

eWeLLは看護師が直面する「困った」「もっとこうしたい」という声に応える形で、AIやデータを活用した新しいサービスを展開し、業務負担を軽減しています。これにより、より多くの時間を「本来のケア業務」に割くことができ、患者のQOL向上を支援する環境を準備しています。

この取り組みは、経済産業省の「DXセレクション2025」や「KANSAI DX AWARD2024」など、様々な公的アワードでも高く評価されており、今回の受賞は累計6つ目となります。