北海道の味を新たに、サザエ食品のリブランディングが始動
1975年に創業されたサザエ食品が、北海道の食文化を支えるブランドとして進化を遂げる時がやってきました。この度、株式会社エイトブランディングデザインがサザエ食品のリブランディングを担当し、新たなデザインの提案が行われました。2025年の夏頃までには、全店舗での新たなデザインへの移行が目指されています。
サザエ食品のバックグラウンド
サザエ食品は、1957年に函館の朝市でスタートしました。創業当初は食堂としておはぎを提供し、これが評判となったことで、次第におはぎ専門店へと変貌しました。このブランド名は、漫画『サザエさん』に由来しており、創業者の野村とみさんが明るく親しみやすい会社を志したことから名づけられました。現在、北海道内で約60店舗を展開し、地域の人々に温かく愛され続けています。
リブランディングの意義
サザエ食品はおはぎやおむすび、巻き寿司などの豊富なメニューを持ちながら、長年の間にそのブランドイメージも変わりつつありました。新しいリブランディングは、これまでの経験を活かしつつ、より多くの世代に親しまれることを目指しています。そのため、ブランドコンセプトとして「手のひらに、想いをのせて。」を掲げています。このコンセプトに沿って、商品の魅力やサザエのこだわりをしっかりと発信していきます。
リニューアルデザインの特長
新しいロゴデザインは、サザエの「サ」「ザ」の文字の形を活かし、主力商品の「おはぎ」と「おむすび」の形状を取り入れたシンプルなものでありながら、サザエの個性を強く印象づけています。この新ロゴは、明るい赤色を基調にすることで、挑戦を続けるサザエ食品の姿勢を表現しています。
ウェブサイトとオウンドメディアの充実
リブランディングに伴い、ウェブデザインも一新されました。サザエ食品のこだわりや製品についての情報を丁寧に伝えるオウンドメディアサイトが設立され、さまざまな記事コンテンツが追加されています。これにより、訪れる人々にサザエ食品の良さを伝え、より深い理解を得ることができる場を設けています。
ムービーとストーリーテリング
リブランディングの一環として制作されたムービーは、サザエの商品への情熱やこだわりを視聴者に伝えるものとなっています。おはぎやおむすびの魅力を強調し、地域の人々やサザエ食品のスタッフが共に喜びを分かち合うシーンを描写しています。このムービーは多くのメディアに取り上げられ、幅広い世代にサザエ食品のリブランドを伝えることに貢献しています。
店舗の新しい顔
新しい店舗デザインは、サザエの創業時の思いを大切にしつつ、現代的で親しみやすいスタイルへと進化を遂げています。目指すのは「現代のサザエ食堂」。「地元の食堂」としての温かみを感じられる空間づくりが意識されています。また、店舗内のアートワークには、北海道の地形をモチーフにした「サザエ北海道図」を取り入れ、地域とのつながりを強調しています。
サザエ食品の未来へ向けて
2024年10月31日には、報道関係者を対象としたブランド発表会が開催され、新しいサザエ食品の姿がメディアに披露されました。今後も株式会社エイトブランディングデザインは、サザエ食品のブランディングサポートを行い、さらなる成長と発展を目指します。今回はサザエ食品の新たな挑戦について詳しくお届けしましたが、今後の進化にもぜひ注目してください。