高校生環境サミット2025
未来を担う高校生たちが集まり、海洋環境問題をテーマに議論する「第2回 高校生環境サミット2025」が、2025年1月21日に札幌市内のホテルライフォート札幌で開催されます。このサミットは、北海道深川市にあるクラーク記念国際高等学校が主催し、日米の高校生が共に学び、意見を交わす貴重な機会となります。
イベントの概要
「高校生環境サミット2025」は、ハワイの高校生10校と北海道内の高校生10校、そしてクラーク国際からの10名の計30名が参加し、国際的な視野を育むことを目的としています。参加者たちは、海洋環境問題に関する理解を深め、具体的なアクションプランを提案します。これは、サミットが単なるイベントではなく、将来に向けた持続可能なアクションを生み出す目的を持っていることを示しています。
プログラムの特色
1.
国際交流: 英語を共通言語として、互いの文化や背景を理解し合うことが奨励されます。
2.
専門家による講演: 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の本多牧生シニア上席研究員が「海洋環境と私たちの未来」をテーマに講演を行います。
3.
実行可能な提言: グループディスカッションを通じて、現実的かつ持続可能な提言を作成します。
タイムスケジュール
サミットの一日は次のような流れで進行します:
- - 10:00 開会式、海外の若手アクティビストからのメッセージ
- - 10:55 特別講演「海洋環境と私たちの未来について」
- - 11:40 グループディスカッション
- - 13:00 アクションプランの作成
- - 15:10 提言のプレゼンテーション
- - 16:30 閉会式、記念撮影
このサミットでは、海洋環境問題に対する理解をより深めるために、参加者たちは専門家の知見を活用します。また、彼らが提言するアクションプランは、今後の活動につながる重要なステップとなります。
サミットの意義
クラーク記念国際高等学校は「Boys, Be Ambitious!」の精神を受け継ぎ、国際的な教育の展開に力を入れています。特に昨年から始まった「北海道スノーキャンプ」は、ハワイの高校生たちとの文化交流の一環として、自然体験を通じて国際的な友情を育むプログラムです。
今年度のサミットでは、参加する生徒たちが日本やハワイの環境問題に共に向き合い、解決策を見出すことで、より良い未来を築くための誓いを新たにします。これを通じて、若い世代のリーダーシップを育むことが期待されています。
参加者の声
参加する高校生たちは、このサミットに参加することで新たな挑戦や学びが得られることに多大な期待を寄せています。特に水質汚染に関心を持つ高校生の金成奏汰さんは、「環境問題についての意識を広め、多くの人々に行動を促す機会になることを願っています」とコメントしています。
結語
高校生たちによるこのサミットが、未来の環境保護に向けた第一歩として、地域社会や国際社会に対して新たな視点やアクションのきっかけになることが期待されます。若者たちが共に手を取り合い、未来に向けた議論を交わすこの貴重な機会を、ぜひ多くの方に知ってもらいたいです。