北海道の新給食センターが実現した脱炭素・省エネの未来
この4月、釧路市に完成した新しい学校給食センターは、先進的な技術を取り入れた施設として注目を集めています。市内の4つの給食センターを統合したこのセンターは、一日あたりはなんと9,000食以上を、40の小中学校に供給するという大規模な施設です。その中核をなすのが、株式会社SDATが提供するヒートパイプ式熱交換器「サーモコイル」です。
サーモコイルの働き
寒冷地に位置する釧路市では、冬季に外気温が-12.7℃という厳しい条件が常に伴います。このため、厨房からの排気を有効に利用し、外の冷気を温める仕組みが求められていました。サーモコイルは、この排熱を回収して暖房エネルギーとして再利用することに成功。外気を4.5℃にまで温め、約910kWもの省エネ効果を実現しています。これにより、通常のケースと比較して、おおよそ30%のエネルギー削減が見込まれています。
このような高効率型熱交換器は、特に寒冷地域での省エネ対策にとっては非常に重要です。病院やプールなど、換気が必要な施設でも大きな効果を発揮します。
脱炭素化の重要性
最近の燃料価格の高騰や脱炭素化の潮流の中で、エネルギーの効率的な使用が求められています。寒冷地域での空調においては高い負荷がかかるため、省エネの取り組みが急務となっています。SDATのサーモコイルは、メンテナンスがほとんど不要で、動力を必要としないため、運用コストの面でも優れた選択肢と言えるでしょう。
これからの取り組み
SDATは今後、さらなる様々な施設に向けたサーモコイルの提案を進めていく考えです。この取り組みが普及すれば、北海道全体での脱炭素・省エネルギーの促進につながるでしょう。
釧路市の給食センターが示す新たなモデルは、未来への一歩を踏み出したことを意味しています。こうした先進的な技術が一般に広がることで、地球環境への配慮がさらに深まっていくことを期待したいですね。
お問い合わせ
ご興味のある方は、より詳細な情報を取得するために、株式会社SDATまでご連絡ください。
会社概要
- - 名称: 株式会社SDAT
- - 住所: 大阪府大阪市阿倍野区西田辺町1-1-1
- - 設立: 1951年4月
- - 資本金: 1億円
- - 代表者: 御所名健司