災害時における母乳育児支援のための指針改訂
災害時において、乳幼児の栄養供給が安全に行われ、母乳育児が継続できることは非常に重要です。この度、日本母乳育児支援連絡協議会は『災害時の乳幼児栄養に関する指針』を改訂しました。これにより、支援者が平常時から知っておくべき情報をまとめた内容となっています。
改訂のポイント
今回の改訂によって、以下のような重要な情報が追加されました。
- - 液体ミルクの取り扱いについて
- - 内閣府男女共同参画局の『授乳アセスメントシート』の情報
この指針は、災害時に親子が被災前と同じような授乳を続けられるよう支援を提供するためのものです。特に、授乳支援に関する専門的な知識がない場合でも、現場で親子が必要としているサポートを判断するのに役立つ情報が満載です。
主な指針内容
指針には次のような内容が含まれています。
1.
乳児用調製乳の適切な供給
2.
乳児用調製粉乳(粉ミルク)の留意点
3.
乳児用調製液状乳(液体ミルク)の留意点
4.
コップでの授乳方法
5.
母乳育児を続けることの重要性
6.
母乳育児を望む母親への支援
母乳育児の持つ力
母乳は単に栄養を提供するだけでなく、赤ちゃんを感染症から守る免疫物質が含まれています。そのため、母乳育児を選択した家庭は、少ない支援で済むことが多く、逆に人工栄養が必要な赤ちゃんへの支援が手厚く行えるメリットがあります。
災害時に母乳が出にくくなることもありますが、これはほとんどの場合、一時的な反応です。ストレスによって母乳の分泌が抑制されることがありますが、安心して授乳できる環境があれば、母乳育児は継続できるということを理解しておく必要があります。
今後の支援体制への期待
改訂された指針が広く普及されることで、災害時に乳幼児への支援がスムーズに行える環境が整うことを期待しています。災害時に乳幼児に関する適切な情報が届き、親子が安心して生活できるよう努めていきたいと考えています。
日本母乳育児支援連絡協議会とは
この協議会は、母乳育児支援に特化した4つの団体によって構成されており、母乳育児が行いやすい社会の実現に向けて活動しています。
このような指針があることで、平常時からの準備ができ、災害時にも未然に支援が行える体制を整えることができそうです。改訂された内容をもとに、地域内での知識や情報共有を深めていきたいと思います。