インドネシアとの新たな交流プログラムの始まり
2025年1月28日から2月4日までの期間、インドネシアからの大学生やメディア関係者、行政官など48名が日本を訪れ、さまざまな文化交流や意見交換を行います。このプログラムは、日本政府が推進する「対日理解促進交流プログラムJENESYS」の一環として実施され、日本とインドネシアの相互理解を深めることを目的としています。
プログラムの目的
参加者は3つのグループに分かれ、それぞれ異なるテーマに基づいた交流活動を行います。
- - グループA: イスラム青少年の視点から日本の伝統文化や宗教観に触れ、多文化共生の意識を高めることを目的とします。
- - グループB: 若い世代のメディア関係者が日本の外交政策や経済について学び、ネットワークを構築します。
- - グループC: 若手外交官や地方行政官が活動し、日本の実情を多角的に理解することを目指します。
参加者のフィールドワーク
プログラムは東京都をスタート地点とし、長崎県や北海道へも訪問します。東京都では、東京国立博物館や浅草、東京ジャーミイなどを視察し、イスラム文化に対する理解を深めます。
長崎での体験
長崎県では、被爆体験講話やホストファミリーとの交流を通じて、歴史的な背景や文化を直接体感します。特に、長崎国際交流協会を訪れることによって、地域の多文化共生の取り組みを学ぶ機会があります。
北海道訪問
滝川市では、現地の市役所や学校を訪問し、国際交流に関する講義や地元の文化体験を行います。また、北海道議会やメディア機関の視察も予定しており、当地の行政やメディアの仕組みについても学びます。
言語と実施方法
プログラムは主にインドネシア語と日本語で行われ、参加者は実際に対面で交流を深める形となります。日本における多文化共生の現状や、イスラム文化に基づいた視察プログラムを通じて、参加者同士のネットワーク構築も図られます。
お問い合わせ先
このプログラムに関する詳細は、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)の国際交流部までお問い合わせください。プログラムは、日本とインドネシアの友好関係をさらに深める重要な機会となるでしょう。彼らの経験が、日本とインドネシアの文化的架け橋となり、お互いにとって価値ある学びとなることを期待しています。