F&LCが新たに導入した自由なドレスコードで従業員が自分らしく働ける環境に
日本を代表するフードサービス業者である株式会社FOOD & LIFE COMPANIES(F&LC)は、2025年2月に子会社の株式会社京樽のドレスコードを改定することを発表しました。この新たな取り組みは、従業員がより快適に、そして自分らしく働くことができる環境を提供することを目的としています。
ドレスコード改定の背景
以前は、京樽の従業員に対し、髪型や髪色に関する厳しい制限が設けられていました。しかし、自由なスタイルの導入は、従業員の働きやすさに寄与し、個性を尊重することが重要であるとの考えから実施されることになりました。この方針は、12月に実施されたスシローの従業員向けのアンケート結果からも伺えます。この調査によると、ドレスコードが改定されたことで「働きやすさの向上につながった」と答えた方はなんと84%に上りました。
新ドレスコードの概要
新しいドレスコードでは、髪型や髪色の自由に加え、ウィッグの着用、カラーコンタクトレンズの装着、そしてヒジャブの着用も認められるようになります。ただし、勤務中は帽子やヘアネットの着用が求められます。これにより、スタッフは自らのスタイルを表現できるだけでなく、お客さまにも清潔感を持たせる運営を心がけることが可能になります。
改定内容(一部抜粋)
- - 髪型・髪色自由(勤務中は帽子・ヘアネット着用)
- - ウィッグの着用(同様に帽子・ヘアネット)
- - カラーコンタクトレンズの着用
- - ヒジャブの着用(なお、勤務中は裾を服の中に入れる必要あり)
これらの新しいルールは、従業員が自分自身を表現し、個性を大切にできる環境を生むことを目的としています。特に、近年ではダイバーシティの重要性が増しており、多様な価値観を尊重する企業文化が求められています。京樽もその流れに即して、社員の意見を反映した改革へと舵を切りました。
従業員の声
この新しいドレスコードによって、どのような影響があったのかを知るために、従業員のコメントも紹介します。「髪色が自由になったことで、応募してくるアルバイトの方が増えた」「スタッフ一人ひとりの個性がわかるようになった」といった前向きな意見が多く寄せられています。
さらに、「細かいルールに縛られないので、スタッフ間のコミュニケーションが円滑になり、関係性が良くなった」といった声も多く、働きやすさだけでなく、職場の雰囲気までポジティブに変わったことが伺えます。
今後の展望
F&LCは、これからも従業員がいきいきと働ける環境づくりを推進し、人的資本経営の充実を目指していくとしています。この取り組みは、従業員にとっても企業にとってもwin-winの関係を築くための重要な一歩と言えるでしょう。
株式会社京樽の取り組みは、他の企業にも影響を与え、ダイバーシティ&インクルージョンを実現するための手本となることが期待されています。また、今後も顧客一人ひとりに心地よいサービスを提供するために、従業員が生き生きと活躍できる場を創出していくことが重要です。