上川町とEFCの協力関係を深める新たな一歩
2025年2月28日、北海道上川町は株式会社EFCと地域課題の解決を目指す「未来共創パートナーシップ協定」を締結しました。この協定は、観光名所としても知られる大雪山国立公園を擁する自然豊かな町での取り組みの一環であり、両者の連携によって地域の活性化や新たな価値創造を目指しています。
設立の背景
EFCは2021年に創業し、「ここだからできる」地域社会の実現を目指して上川町を拠点に活動しています。地域特有の課題やニーズに応じたビジネスを展開しており、特に過疎地域の活性化に力を入れています。今回の協定は、協働による新しい公共の形、「官民共創パブリック」を実現するためのものです。
5つの共創プロジェクト
協定に基づき、上川町とEFCは以下の5つのプロジェクトに取り組むことを発表しました:
1.
関係人口の創出:人と人、また人と地域をつなぐための情報発信を行います。
2.
移住促進:人が交わる場を提供し、移住を促進するための支援を行います。
3.
地域おこし協力隊の支援:ローカルネットワークを利用し、地域おこし協力隊の活動をバックアップします。
4.
起業支援:スモールビジネスの経験を活かし、地域での起業・開業をサポートします。
5.
エリアリノベーション:空き家や空き地を活用したリノベーション事業を推進します。
「HACKSUM」プロジェクトの始動
本協定に基づく最初のプロジェクトとして「HACKSUM(泊住兼用滞在施設)」が計画されています。この施設は官民連携のスキームを活用して、古くなった公営住宅や移住体験住宅をリノベーションし、宿泊施設としてだけでなく、地域での短期滞在者の住居としても利用されます。これにより、地域活性化や住宅不足の解消を目指します。
今後の展望
上川町とEFCは、お互いの持つ資源を最大限に活用し、地域の中でイノベーションを生み出すことを目指しています。この協定は地域活性化に向けた新しい試みであり、将来的には上川町がさらに魅力的な地域へと成長することが期待されます。
上川町の魅力
上川町は大雪山系のふもとに位置し、自然に囲まれた環境であることが特徴です。観光名所として名高い「層雲峡温泉」もあり、移住者や観光客にとって魅力的な場所です。最近ではアウトドア活動やワーケーションの促進など、地域活性化の取り組みが活発に行われています。
企業概要:株式会社EFC
株式会社EFCは、場づくりや関係づくり事業を中心に地域に根ざした取り組みを行っています。公式サイトやSNSを通じて情報発信も行っており、地元の魅力を広める活動に注力しています。
この新たな協定の締結により、上川町とEFCがどのように地域を共に創造していくか、非常に楽しみです。地域の人々の期待を背負って、新しい時代の幕開けとなることでしょう。