檜皮一彦が語るアートとアクセシビリティの未来
2025年に、札幌で開催される「ユニバーサルFes」は、誰もが暮らしやすい社会を目指す重要なイベントとして注目されています。その中で、札幌国際芸術祭(SIAF)が実施するトークイベントが、アートとアクセシビリティの関係を考察する素晴らしい機会となります。特に注目を集めるのが、大阪・関西万博でも作品を展示しているアーティスト、檜皮一彦氏の参加です。
アートとアクセシビリティとは何か?
今回のトークイベントは、「アートとアクセシビリティリサーチ」と題され、檜皮氏が自身の体験をもとに、多様な来場者に向けた芸術祭の在り方を考えていきます。檜皮氏は、自らも車いすを用いて移動しており、アートにおけるアクセスの重要性を深く理解しています。彼の進行形プロジェクト《walkingpractice™》を通じて、建築や公共空間におけるアクセシビリティの考察や提案が行われます。
このイベントでは、自身のリサーチ結果を交え、アートを享受することができる環境作りの必要性を強調します。
ユニバーサルFesの魅力
ユニバーサルFesは、札幌市が推進する「ユニバーサル(共生)」の理念に基づいて開催されるイベントです。「共生」という概念は、誰もが自分の特性や能力を尊重し合い、多様性が強みとなる社会を目指しています。これに沿って、さまざまな部局の取り組みが集まったこのイベントは、各部局が一体的に展示することにより、市民にとって身近なアートを通じたアクセシビリティ向上を志向します。
トークイベント詳細
トークイベントは、以下の日時に行われる予定です:
- - 日時: 2025年10月12日(日) 13:30~14:30
- - 会場: 札幌駅前地下歩行空間 北3条交差点広場
- - スピーカー: 檜皮一彦、細川麻沙美(SIAF2027 フェスティバルディレクター)、漆 崇博(SIAF2027 スクールディレクター)、丸田知明(SIAF2027 スタジオディレクター)
- - 参加: 無料・事前申し込み不要
このイベントを通じて、アートとアクセシビリティに関する知見を深め、次回のSIAF2027に向けた具体的な取り組みへとつなげていく予定です。
アクセシビリティに関するパネル展示
同会場で行われるパネル展示では、SIAFがこれまで実施してきたアクセシビリティリサーチの成果を紹介します。「芸術祭の中心・主役は来場者である」という理念のもと、手話や筆談を通じたコミュニケーションや、視覚障害者を対象にしたアート鑑賞ワークショップの成果を映像やテキストで展示し、様々な視点からアートにアクセスできることの重要性を伝えます。
- - 日時: 2025年10月12日(日)・13日(月・祝) 11:00~16:00
- - 会場: 札幌駅前地下歩行空間 憩いの空間北1東
- - 参加: 無料
このようなたくさんの取り組みを通じてアートへのアクセス向上を図り、誰もが参加できる社会の実現を目指すユニバーサルFes。皆様のご参加をお待ちしております!