新たな住宅認定制度「HOKKAIDO WOOD HOUSE」とは?
北海道では、地域資源の活用を促進するため、新しい住宅認定制度「HOKKAIDO WOOD HOUSE」が創設されます。この制度では、道産木材を使用した住宅が認定され、その魅力が広く発信されることで、さらに道産木材の利用が促進されることを目指しています。
制度の概要と目的
この「HOKKAIDO WOOD HOUSE」は、道産木材を使用した住宅を認定することで、北海道の木材製品のブランド価値を向上させることを目的としています。具体的には、2025年6月1日から運用が開始され、対象は国内で建てられる一戸建て住宅です。住宅の構造部材や内装、外装に合法的な道産木材を使用し、PR効果が高いことが求められます。
認定基準と推奨基準
認定を受けるためには、次の基準を満たす必要があります:
- - 国内での建築物であること
- - 道産木材を使用していること
- - 2019年4月以降に建設された住宅
さらに、推奨基準を満たすことで、金融機関からの住宅ローン金利優遇や、道産木材を利用した住宅に対する補助事業の採択が容易になります。推奨基準では、延床面積1㎡あたり0.1㎥以上の道産木材を使用し、ZEH水準(断熱性能等級5、一次エネルギー消費量等級6)を満たすことが求められます。
住宅ローンの金利優遇
この認定制度に伴い、いくつかの金融機関が金利優遇を提供しています。北洋銀行の「ほくようゼロカーボン応援プラン」や、北海道銀行の「道銀カーボンニュートラル住宅ローン」、北海道労働金庫の「ろうきん住宅ローン『ゼロカーボンプラン』」が対象となります。
これらのプランでは、推奨基準を満たす住宅に対して低金利での融資が受けられます。
各金融機関の詳細情報は、公式サイトで確認できます。
補助制度について
「HOKKAIDO WOOD HOUSE」の認定を受けた住宅には、道産木材を使用した新築や増改築の費用を支援する補助制度も設けられています。具体的には、20万円の定額補助が提供されます。この補助金は、道内での持家住宅に適用され、延床面積や道産木材の使用量など特定の要件を満たす必要があります。
申込期間は、2025年の7月から8月と11月の2回に分かれており、申込は一般社団法人北海道ビルダーズ協会で受け付けます。
最後に
住宅の新築や増改築を考えている方は、この「HOKKAIDO WOOD HOUSE」認定制度を活用して、北海道産木材を使用した住まいの実現を目指してみませんか?地域材を使った住宅は、地元経済の活性化にも寄与します。認定制度の詳細については、公式サイトをご覧いただき、自分に適したプランを見つけてください。