ニチレイロジグループが新たな蓄電システムを導入し環境対策を強化
株式会社パワーエックスが供給する中型蓄電システム「PowerX Cube 360」が、株式会社ニチレイロジグループの釧路物流センターに設置されることになりました。このシステムは2025年6月下旬から本格的に稼働を開始し、持続可能なエネルギー利用を促進します。
導入の背景と目的
ニチレイは食品業界におけるリーディングカンパニーであり、環境負荷低減のために様々な取り組みを行っています。今回導入された「PowerX Cube 360」は、同社が既に持っている太陽光発電設備と組み合わせることで、余剰電力を有効に活用し、電力使用のピークを管理するための重要なツールとなります。
具体的には、この蓄電システムにより余剰電力を蓄えることができ、ピークカットやピークシフトを行うことで、必要以上の電力を消費しないよう調整します。これにより、電力コストの削減だけでなく、より環境に優しい運営が実現可能になります。
蓄電システム「PowerX Cube 360」の特徴
この中型蓄電システムは358kWhの公称値を持つリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を使用しており、安全性と安定性に優れています。釧路物流センターに設置されることにより、特にオンサイトでの太陽光発電からの余剰電力を効率的に活用することができるため、エネルギーの自給自足を目指す施策に大きく寄与します。
主な用途
- - オンサイト太陽光発電システムからの余剰電力の有効活用
- - ピークカットおよびピークシフトの実施
これにより、ニチレイロジグループは環境に配慮した運営をさらに進めていくことが期待されています。
企業の取り組み
パワーエックスは国内で高品質な蓄電システムを製造し、製造業や運輸業などの法人顧客が脱炭素化を実現するためのサポートをしています。蓄電システムの導入は、環境対策だけでなく企業のコスト削減とも密接に関連しており、今後もさらに需要が高まることが予想されます。
株式会社ニチレイは、東京都中央区に本社を置く企業で、様々な食品事業と物流事業を展開しています。公式ウェブサイトには最新の取り組みや商品情報が掲載されています。
パワーエックスは、東京都港区で蓄電池の開発・製造を行い、特に再生可能エネルギー関連のサービスを展開しています。
今後、両社の取り組みがますます注目され、持続可能な社会の実現に向けた一助となることが期待されています。この蓄電システムの稼働によって、釧路地域におけるエネルギー利用の新たな形が生まれることでしょう。