札幌・宮の森に新しいアートの拠点「J Art Foundation」オープン!
2025年5月2日、札幌市の宮の森エリアに新たな美術館「J Art Foundation」がオープンします。この美術館は、2006年に設立された北海道初の現代美術館「札幌宮の森美術館」が、約7年にわたる改修工事を経て新たな形で生まれ変わったものです。オープンを記念して、チームラボの作品《教会跡に増殖する無量の生命 - A Whole Year per Year》が展示されることが発表され、すでにチケットが販売中です。
新美術館のコンセプトとチームラボの作品
「J Art Foundation」は、現代美術の動向を発信するだけでなく、地域社会との関わりを深めることを目的としています。特に、チームラボの作品《教会跡に増殖する無量の生命》は、見る者がその中に没入し、体験するアートとして大きな注目を集めています。この作品では、季節の変化に伴って生まれる花々が、視覚的に美しい世界を創造し、観客とのインタラクションを通じて成長と衰退を表現するというものです。
作品の中では、花々が人々の触れ合いに反応し、まるで生命が循環するような感覚を与えます。チームラボは、これを「超主観空間」と呼んでおり、観客の身体を代入しやすく、固定観念を超えた新しい視覚体験を提供します。具体的には、作品が映し出された壁と観客との境界が解消され、観客は自分自身がその世界の一部であるという感覚を得ることができるのです。
開館情報とチケット情報
「J Art Foundation」の開館時間は、午後1時から午後8時までで、最終入館は午後6時となります。また、毎週水曜日と木曜日は休館日ですが、祝日には開館します。特に、2025年の12月25日から2026年の3月20日までは休業する予定ですが、詳細については公式ウェブサイトを要確認です。
チケットの価格は大人が2,000円、学生が1,500円、小学生は500円、そして未就学児は無料です。ただし、すべてのチケットは日時指定予約制で、ウェブサイトのみでの販売となりますので、計画的に内覧を楽しみましょう。
チームラボの背景
チームラボは、2001年に設立されたアートコレクティブで、アート、科学、テクノロジー、自然が交差する空間を求める集団です。アーティストやプログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、さまざまな分野の専門家が一堂に集まり、コラボレーションを通じて新しいアートを創造しています。彼らの作品を通して、新しい視点や世界との関わり方を提示し続けています。
最後に
「J Art Foundation」は、地域の文化や芸術を大切にしながら、新しいアートの形を体現する場として期待されています。チームラボの作品を通じて、札幌のアートシーンがますます盛り上がることを願っています。ぜひ、実物をご覧になり、新たなアートの世界を体験してください!
公式ウェブサイトから詳細情報もチェックしてください!