北海道ワインが国際舞台で評価される
2025年、フランスのカンヌで開催された「第31回ヴィナリ国際ワインコンクール」で、北海道ワイン株式会社の『田崎ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン 2022』が日本初のグランド・ゴールドを受賞しました。この栄誉は、日本で栽培されたソーヴィニヨン・ブラン種が、同コンクールで認められた初のケースであり、北海道産ワインがこの栄冠に輝いたのも初めてのことです。
北海道ワイン株式会社の取り組みの成果が、国際的に評価されたことは大きな喜びです。今回の受賞は、同社がワイン用ぶどうの栽培から醸造に至るまで長年にわたって力を注いできた結果だと言えるでしょう。受賞したワインは、余市町と浦臼町鶴沼という北海道の主要ワイン産地で育まれたぶどうを使っており、地域の風土が反映された逸品です。
受賞したワインの特長
田崎ヴィンヤード ソーヴィニョン・ブラン 2022
- - 品種: ソーヴィニョン・ブラン(余市町田崎農園産)
- - 希望小売価格: 4,059円(税込) 750 ml
- - アルコール度数: 12.5%
このワインは、契約農家の田崎正伸氏が大切に育てたぶどうから作られました。ハーブやパッションフルーツ、柑橘類を連想させる爽やかな香りが特徴で、切れのある酸がバランス良いドライ感をもたらしています。高い評価を受けたのも頷ける、素晴らしい味わいです。
鶴沼ゲヴュルツトラミネール 2021
- - 品種: ゲヴュルツトラミネール(浦臼町鶴沼産)
- - 希望小売価格: 2,992円(税込) 750 ml
- - アルコール度数: 12.5%
こちらは、1980年から自社直営の鶴沼ワイナリーで栽培されている品種で、ライチやマスカット、白桃の香りに、クローブやシナモンのスパイシーなアロマが調和した素晴らしい白ワインです。北海道特有の透明感のある酸味が楽しめる一品です。
ヴィナリ国際ワインコンクールとは?
「ヴィナリ国際ワインコンクール」は、フランスの醸造技術者協会が主宰する、世界各国から出品されたワインが厳格に審査される権威あるコンクールです。2025年には、550のワイナリーから2,684本のワインがエントリーされ、104名の審査員によって試飲と評価が行われました。その結果、グランド・ゴールド賞が171本、ゴールド賞603本、シルバー賞32本と、多くのワインが受賞されました。
春の試飲即売会の開催
北海道ワイン株式会社は、2025年4月11日(金)に札幌で「春の試飲即売会」を開催する予定です。このイベントでは、今回受賞した『田崎ヴィンヤード ソーヴィニョン・ブラン 2022』や『鶴沼ゲヴュルツトラミネール 2021』を体験できます。ワインの魅力を存分に楽しむ良い機会ですので、ぜひご参加ください。
- - 開催日時: 2025年4月11日(金)18:00~19:45
- - 会場: DO-BOX EAST(札幌市中央区大通東4丁目1番地、北海道新聞社ビル1階)
- - 参加費: 3,500円
春の試飲即売会に関する詳細と申し込みは、公式サイトにてご確認ください。
結び
北海道ワイン株式会社は、地元のぶどうを使った日本ワインのリーディングカンパニーとして、さらなる品質向上に努めてまいります。今後も、皆様に感動を与えるワインを御提供できるよう、精進し続けます。