自然と寄付がつながる「ふるまちPay」の導入
北海道由仁町が、現地決済型のふるさと納税サービス「ふるまちPay」を導入しました。この新しい取り組みにより、町に訪れる方々がその場で簡単に寄付を行い、地域の魅力を身近に感じながら実際に体験できる機会が生まれます。2025年9月17日から、由仁町も「ふるまちPay」を通じて、ふるさと納税の受付を開始予定です。
「ふるまちPay」とは?
「ふるまちPay」は、来街者が周辺の店舗やレジャー施設に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、ふるさと納税を行うことができるサービスです。寄付をすると、返礼品としてその店舗や施設で利用できるデジタルクーポンが即座に受け取れる仕組みになっています。これにより、地域の飲食店や体験施設での使用が促進され、地域活性化につながることが期待されています。
このサービスを通じて、由仁町では、地域の自然や文化と融合した独自の返礼品を提供し、訪れた方々に再訪のきっかけを与えたいと考えています。由仁町の担当者は、「町の魅力をもっと知ってもらえれば」と期待を寄せています。
由仁町の魅力
由仁町は、アイヌ語の「ユウンニ」、すなわち「温泉のあるところ」が名の由来です。自然豊かなこの地域には、温泉「ユンニの湯」や美しい英国式庭園「ゆにガーデン」が点在し、観光客の心を掴む要素がたくさんあります。特産品としては新鮮なアスパラガスやとうもろこし、甘いメロンが人気で、地産地消の取り組みも盛んな町です。また、夏には「百足まつり」が開催され、ユニークな百足競走に町全体が盛り上がります。
「ふるまちPay」を導入したことにより、由仁町の観光業はさらに盛り上がりを見せることでしょう。初年度は、雄大な自然の中でゴルフを楽しめる「ユニ東武ゴルフクラブ」での利用が開始され、今後さらに多くの店舗が加入予定です。
今後の展望
バリューデザインは、「ふるまちPay」の普及を通じて北海道内の自治体の魅力を広め、訪れる人と地方自治体との新たなつながりを築く支援を行っています。2024年には、28,000店舗を持つ信販会社のニッセンレンエスコートとパートナーシップを結び、さらに多くの自治体への推進を図る予定です。
この新しい流れが、地域の活性化をどのようにもたらすのか、今後の展開に目が離せません。由仁町訪問の際は、ぜひ「ふるまちPay」を活用して、お得な体験を楽しんでみてください。