日本の食文化が魅了する！ウェイバック・バーガーズのアジア進出

ウェイバック・バーガーズ、アジアで新たな旋風を巻き起こす

アメリカで誕生した「ウェイバック・バーガーズ」は、1991年のスタート以来、全米や世界各国で急成長を遂げてきたバーガーチェーンです。その魅力は、本格的な手作りハンバーガーと濃厚なミルクシェイク。レトロな雰囲気の店舗デザインが地域住民に愛され、家族連れを中心に多くの支持を集めています。日本でも、その人気は高まり、ようやく本格的な展開を迎えることになりました。

表参道での成功が基盤に

2024年には、東京の表参道でポップアップ店舗が期間限定でオープンし、日本市場向けのテストが行われました。この試みは日本人の味覚に基づいて調整されたレシピで提供され、ボリューム満点のアメリカンスタイルとともに、特にZ世代やミレニアル層から高い評価を獲得しました。調査によれば、訪問者の90％以上が再訪したいと回答。これは、ブランドの日本市場への適応が成功した証と言えます。

品質と運営の安定性

ウェイバック・バーガーズの特徴はその美味しさだけではなく、フランチャイズビジネスとしての安定した収益性も挙げられます。柔軟な運営形態を持つ中で、多くの投資家たちから高く評価され、ForbesやEntrepreneurといった権威あるメディアでも取り上げられています。こうした背景から、多くの企業家がフランチャイズに興味を持つ理由がここにあります。

フランチャイズ展開の加速

表参道での成功を受けて、2025年には「株式会社WBF（Wayback Burgers Franchise）」が設立され、アジア10ヵ国でのフランチャイズ展開が加速する方針です。ゴーストキッチンを活用したデリバリー専門店も全国に導入し、効率的かつ柔軟なビジネスモデルを目指します。具体的には、韓国や台湾、タイ、フィリピン、インドネシアといった国々とも現地法人との連携を深め、フランチャイズ展開を推進するとのこと。

未来を見据えたビジネス戦略

ウェイバック・バーガーズは、リアル店舗とデジタル戦略の良い組み合わせにより、成長を続けています。特に、限られたスペースで高収益を確保するというゴーストキッチン型のビジネスモデルは、飲食業界における新しい流れとして注目されています。また、アジア市場特有のニーズにも応えるため、ハラール対応やヴィーガンメニューの導入も視野に入れています。

グローバル展開を視野に

親会社のWB Burgers Asia, Inc.は、現在米国でOTC市場に上場しており、国際展開に向けた基盤を確立しています。2023年秋には、OTC市場での取引再開と株式公開を計画しており、NASDAQ市場への上場を視野に入れた動きが進んでいます。このような資本市場でのプレゼンス強化は、アジア市場でのフランチャイズ拡大にとって重要な布石となります。