エバーブルーテクノロジーズが開発した超小型無人建設機UGV-F11RC2の特長と用途

エバーブルーテクノロジーズが新たに登場させるUGV-F11RC2

エバーブルーテクノロジーズが、2025年12月に発売予定の超小型無人建設機「UGV-F11RC2」を発表しました。この商品は、同社が開発した「除雪ドローン®」の遠隔操縦技術を基にしており、様々な現場での作業負担を軽減することが期待されます。

新世代マイクロ重機の誕生

UGV-F11RC2は、建設や農業、さらには災害対応といった多様な用途での利用を視野に入れています。特に、近年の高齢化や人手不足問題に対処するため、安全未来に向けた無人機を求める声が高まっている中、同機はその課題解決の一助となるでしょう。実績ある「除雪ドローン®」を活かし、従来は困難だった不整地や斜面での効率的な作業を可能にしました。

UGV-F11RC2の特長

新製品UGV-F11RC2の主な特長には、以下の点が挙げられます。

- 高出力・4モーター駆動

4つのモーターを搭載し、合計1000Wの出力を実現。悪路や斜面でも安定した走行を可能にしています。また、電動駆動により静音かつ低コストで運用でき、CO₂の排出がないため室内でも安心して利用できます。

- コンパクトな設計

最小旋回半径がわずか0.5mのスキッドステア方式を採用。狭い場所でもスムーズに操作できるため、多様な環境に適応可能です。

- 優れた不整地走破性

独自のローリング・リジッド・フレーム設計により、200mmの段差を乗り越え、最大30度の斜面も安定して走行できます。全輪にブレーキが装備されており、高い安全性を備えているのも特徴です。

- 多用途対応のオプション

ブレードを装着することで、除雪や土砂の平坦化といった作業にも対応。さらに、高機能のFPVカメラを利用すれば、遠隔地からの監視や危険区域での作業も可能になります。

期待される用途

UGV-F11RC2は以下のような現場での活躍が期待されています。

- 農業現場

冬季の除雪作業や整地、さらには肥料や収穫物の運搬作業。さまざまな作業を一元化できます。

- 建設現場

法面整備や資材の搬送、さらに危険区域での偵察作業を行うことができ、事故リスクを大幅に軽減します。

- 災害対応

倒木や土砂の排除に加えて、重量物の運搬も可能で、被災地での遠隔偵察の目的でも利用されるでしょう。

- 地域インフラ

小規模な除雪や生活道路の維持管理に対しても効果的です。

発売スケジュール

UGV-F11RC2の発売は2025年12月を予定し、9月より先行で受注が始まります。価格はオープン価格で詳細は後日発表される見込みです。

エバーブルーテクノロジーズは、社会課題をテクノロジーで解決し、現場の省人化と安全性向上を目指しています。UGV-F11RC2は、その一環として期待される新しいソリューションです。今後の展開にも注目が集まります。