札幌観光協会が登録DMOに認定
2025年10月1日、一般社団法人札幌観光協会(会長:笹原 晶博)は、観光庁により「登録観光地域づくり法人(登録DMO)」として認定されました。この登録DMOの活動は、観光地域の発展に大きく貢献することが期待されています。札幌市をはじめとしたさまざまな関係者と協力しながら、観光地域づくりに向けた具体的な戦略を策定し、2026年4月からの本格稼働を目指しています。
登録DMOについて
登録DMOとは、地域の観光資源を生かした観光地経営を推進するための法人であり、札幌観光協会はその活動を通じて観光客や地域市民の皆さんに喜ばれる体験を提供し、地域全体の経済活性化を目指します。これにより収益の最大化を図る施策が行われます。
これからはデータの収集と分析を基に、観光地経営戦略を明確にし、重要業績評価指標(KPI)の設定を行い、PDCAサイクルを確立していく方針です。観光資源の整備や交通アクセスの向上、多言語対応の推進など、具体的な取り組みが進められます。また、地域の関係者と連携しながら観光関連事業の整合性を図り、プロモーション活動を通じて札幌の魅力を国内外に発信していく予定です。
DMO設立の背景
観光は経済や雇用の創出に寄与する重要な産業ですが、人口減少が進む日本においては特に地域創生の鍵となる存在です。国際競争が進む中で、持続可能な観光地経営を実現するためには、観光地として取り組むべき施策をデータに基づいて整理し、関係者の役割分担を明確にすることが求められています。
このような背景のもと、札幌市と札幌観光協会は協力してDMO化を進めることに決定しました。これにより、観光の推進体制が強化され、地域の観光振興が加速することが期待されています。
札幌観光協会の役割
札幌観光協会は、昭和11年に設立され、さっぽろ雪まつりを始めとした多くのイベントの運営や観光案内サービスの提供、市内の観光施設の運営を行っています。また、約750の観光関連事業者との連携を通じて、地域の魅力を引き出し、観光情報を発信しています。今後も札幌の観光業が発展するよう努め、地域経済の振興にもつなげていく方針です。
公式サイトでも詳細な情報が提供されているので、ぜひ訪れてみてください。
一般社団法人札幌観光協会のウェブサイト