運動無関心者も参加しやすい新たな運動促進プログラムの実施
一般社団法人ちくだいKIPが北海道中札内村と連携し、運動に無関心な方々が気軽に参加できる新しいプログラム『フィットジャーニー』を実施します。このプログラムは、単なる運動教室を超え、地域住民の健康促進とコミュニティづくりを目的としています。
フィットジャーニーの概要
『フィットジャーニー』は、心理的なハードルを低くする工夫が多く施されています。運動の必要性を感じることができる環境を提供し、「やらなければならない」のではなく「自然にできる」をテーマに据えたプログラムです。
特徴的なアプローチ
- - ナッジ理論の活用: 参加者が無理なく運動に取り組めるような仕組みづくりを行っています。これは、運動を「しなければならない」と考えるのではなく、「気づいたらできていた」と感じられるようにするための工夫です。
- - 多様なプログラム内容: 4つの基本プログラムを提供し、参加者は自分に合ったコースを選び、全6回のセッションを通じて運動を習慣化することができます。また、7回の新設イベントも予定しており、参加者同士のつながりを促進しています。
- - 生活に寄り添った運動: 村民の日常生活や地域イベントに関連付けることで、運動を気楽に行える環境を整えています。特別な器具や高い体力を求めることはなく、誰でも参加できます。
SIB(ソーシャルインパクトボンド)モデル
昨年からの成果を受け、このプログラムはまた新たな資金調達モデルである『ハイブリッドモデル』を導入しました。これは帯広信用金庫の融資と、民間投資家の出資を複合させたもので、運動無関心層に特に効果的だと実証されました。
昨年度の成果
- - KPI1(参加者数): 目標の100人を超え、116人が参加。
- - KPI2(運動無関心者の参加): 目標の48人を上回る58人が参加。
今年度の展望
2025年度の『フィットジャーニー』では、さらに参加者の増加を狙っています。KPIの基準を前年よりも30%上昇させ、運動無関心層からのさらなる参加を目指します。
コメント
中札内村村長 川尻 年和
「運動は健康づくりの基本です。『フィットジャーニー』が地域の誰もが容易に取り組めるプログラムであることを大切にしています。」
株式会社すくらむ代表 久保 匠
「フィットジャーニーを通じて、村民の健康とコミュニティづくりに貢献できることに大きな意義を感じています。この取り組みが成功することで、地域の資金を活用した新しいモデルを全国に広めていきたい。」
まとめ
『フィットジャーニー』は、ただの運動教室ではなく、地域住民の健康で充実した生活を支えるための重要な取り組みです。運動無関心者にも気軽に始められるこのプログラムを通じて、地域のコミュニティが一層強固になっていくことが期待されます。今後の進捗にも注目が集まるでしょう。