TISと公立はこだて未来大学の新しい試み
2025年9月9日から16日の間、TIS株式会社と公立はこだて未来大学が共同で「開発体感セミナー(アプリケーション開発コース)」を開催します。本イベントは、地方学生に向けた職業体験の機会を提供するもので、オンライン形式と対面型のハイブリッドで行われることが特徴です。
地方における新たなキャリア支援
日本のデジタル化が進む中、ITエンジニアの需要は年々高まっています。しかし、首都圏に居住する学生と比べて地方在住の学生は、企業との接触機会が限られてしまう現状があります。TISでは、これまで主に首都圏向けに職業体験を実施してきましたが、地方地域の学生からもこうした機会への参加希望が多く寄せられていました。
参画する意義
公立はこだて未来大学でも、企業との接点を創出するためのイベントを企画しており、近年ではインターンシップや職業体験の重要性が増しています。しかし、交通費や宿泊費の負担が大きく、参加を諦める学生も少なくありません。このような背景から、TISと共同で地方キャンパスでの職業体験イベントを実施することに至りました。
イベントの概要と実施内容
「開発体感セミナー」は、北海道函館市にある公立はこだて未来大学で、3・4年生の学生12名が参加します。特にチームでの開発経験を重視しており、参加者は6名ずつのグループに分かれて、TISのエンジニアのサポートを受けながらWebアプリケーションの開発に取り組みます。
実施日程
- - オンライン: 2025年9月9日(火)~12日(金)(4日間)
- - 対面: 2025年9月16日(火)(1日間)
開発内容
- - Webアプリケーションの機能不足やUI/UXの改善提案
- - 実践的なアプリケーション設計・実装
- - チームごとの成果発表
学生の声
イベント後のアンケートでは、参加学生全員が満足したと回答し、友人や後輩にも参加を勧めたいと述べています。「現場の開発プロセスを体験でき、テストの重要性を学べた」「チーム開発の重要性を感じた」との声が寄せられました。
今後の展望
TISと公立はこだて未来大学は、地方学生のキャリア形成に貢献する新たな取り組みを今後も実施していく予定です。これにより、学生たちが地方にいながらも職業体験を通じて自分のキャリアを見直す機会が増え、将来的な就業選択肢を広げられることを目指します。
この新しい取り組みが、今後の職業教育における重要な一歩となることを期待しています。