2025年版「住みここちランキング」発表
大東建託株式会社が実施した「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング2025」の結果が発表されました。過去最大規模の調査を基に、それぞれの「住みここち」と「住みたい街」ランキングが作成されています。特に北海道上川郡東川町が2年連続でトップに選ばれるなど、地域の魅力が再評価されています。
住みここちランキングの集計方法
このランキングは、現在住んでいる街に対する満足度を基に評価され、合計845,588名の回答を元にしています。評点は100点満点中の評価で、調査対象は全国の自治体です。評価が高い自治体は、良好な交通アクセスや治安、行政サービスの充実など多様な要因が考慮されています。
トップ3の自治体
1位:北海道上川郡東川町
北海道の上川郡に位置する東川町は、2年連続での1位獲得となりました。特色あるこの町は、全ての家庭が地下水を利用した珍しい上水道が特徴で、自然環境を大切にした町づくりを推進しています。また、地域の親しみやすさや治安の良さが評価され、住民にとって住みよい環境となっています。
居住者から寄せられた声には、「街灯が多く、夜の散歩がしやすい」という意見や、「地元名を言うと『いい街ですね』と言われることが多い」といった評価があり、地域の合意がとられています。
2位:東京都中央区
2位には東京都の中央区が選ばれました。銀座や日本橋など、商業の中心地として知られ、下町風情も残すこのエリアは、交通の利便性や多様な文化的背景も高く評価されています。
住民のコメントからは、延々と続く賑わいと、必要な設備が徒歩圏内に揃っている便利さが強調されています。また、「歴史と現代が交錯する街の魅力が魅力」といった意見も見受けられます。
3位:愛知県長久手市
愛知県の長久手市は、名古屋市のベッドタウンとしての利便性が際立ち、買い物施設も多く、住環境の整ったエリアという印象を与えます。最近では若年層が多く住む街として知られ、公共インフラや生活環境の充実も評価されている要因でしょう。
トップの自治体に共通する価値
トップに入った自治体には共通して“親しみやすさ”の因子が高く評価されています。この因子は住民のつながりや地元コミュニティの強さに影響を与え、結果として住民の評価を向上させています。また、生活基盤が安定していることも大きなポイントです。特に北海道上川郡東川町のように、自然環境を大切にする姿勢が広く支持されています。
新たに注目される自治体
11位から20位には、長野県の上高井郡小布施町が注目されました。昨年111位から一気に順位を上げ、今年は20位にランクイン。高い評価のポイントは「行政サービス」の充実で、住民の評価も非常に良いことがわかります。このように、全国で注目される自治体は増えつつあります。
まとめ
2025年の「住みここちランキング」において、地域の魅力や住民の質がいかに重要であるかが明らかになりました。北海道上川郡東川町のように、地域の特性や住民の意見がしっかりと反映された街が、これからの時代にさらに住みやすい場所として支持されていくことでしょう。