デンマーク高級ソファブランド「eilersen」が旭川に新工場設立

eilersenが旭川に新しい工場を設立

デンマークの高級ソファブランド「eilersen」（アイラーセン）が手掛ける新たな製造工場が北海道・旭川市に設立されることが決定しました。この工場は、成長を続ける高品質ソファ市場に対応するための重要な一手です。アクタスが日本国内においてeilersenの輸入総代理店としての役割を果たしています。

新工場設立の背景

eilersenは1895年に創業し、もともとはハンティング用の馬車を製造していました。その後、家具メーカーへと変貌を遂げ、北欧を代表するソファブランドとしての地位を確立しています。日本には30年以上にわたり、高品質なソファを提供し続けてきました。

今回の新工場設立は、日本国内市場の拡大を狙ったものです。特に高品質ソファへの需要が高まる中、旭川市は魅力的な選定地となりました。旭川市は木工業が盛んな地域であり、技術力のある職人が多数存在し、次世代の育成にも力を入れています。

また、2025年2月には「Eilersen Japan 合同会社」を設立し、地域の産業基盤の一端を担う予定です。これにより、eilersenは更なる発展を目指します。

新工場の概要

新工場は旭川市郊外の旧千代ヶ丘小中学校の跡地に建設され、旭川空港に近い便利な立地です。2026年夏の操業を予定しており、今後2〜3年で約100名の雇用創出を見込んでいます。これにより、日本国内で高品質な製品を安定的に供給することができるようになります。

工場の敷地面積は約28,300平方メートルにも及びます。旧校舎や体育館は家具製造施設に転用され、将来的には新たな製造棟も建設する計画があります。初期の施設改修には数億円が投じられ、eilersenにとっての重要な投資となるでしょう。このプロジェクトは「品質」「伝統」「革新」の理念を具現化し、日本市場での事業基盤の強化を図ります。

創業家のメッセージ

eilersenの創業家4代目であるニールス・ユール・アイラーセン氏は、創業130周年を迎える2025年に新たな章が始まることを喜ばしく思っています。彼は「私たちのモノづくりへの情熱は時代を超えて受け継がれてきました。ソファ作りのプロフェッショナルとして、お客様一人ひとりのための特別なソファをハンドメイドで提供し続けます」と語っています。

特に日本市場はeilersenにとって極めて重要であり、新工場の設立が当社の成長戦略の重要なマイルストーンとなると強調しています。この新工場によって、日本のお客様にeilersenの高品質、デザイン、クラフツマンシップをより身近に届けることが出来る日を心待ちにしています。

eilersenのブランドの魅力

eilersenは、その歴史の中で「丈夫さ」と「快適な座り心地」へのこだわりを貫いています。無垢材フレームや高密度ウレタンフォームを駆使したクッションは、見えない部分にも最高の品質が追求されており、一度座ると忘れられない座り心地を提供しています。このような特徴により、eilersenは世界中で愛されるラグジュアリーソファブランドとして確固たる地位を築いています。

130年の歴史の中で進化を続け、最高のくつろぎを提供し続けるeilersen。旭川での新工場設立が、さらなる飛躍を期待させる魅力的なニュースであることは間違いありません。