ファミリーマートの健康経営と熱中症対策
株式会社ファミリーマートは、社員と加盟店の安全を確保するため、健康経営を推進しつつ新たに熱中症対策を強化しています。昨今の日本は猛暑が続いており、特に2023年の夏も全国各地で厳しい気温が記録されています。このような中、ファミリーマートは、6月から施行された職場での熱中症対策義務化を受け、組織全体での取り組みを徹底することを宣言しました。
具体的な取り組み内容
ファミリーマートでは、熱中症のリスクを軽減するための方策を様々に講じています。例えば、社内イントラネットを活用した熱中症への注意喚起や、衛生委員会のメンバーによる情報の周知が行われているほか、加盟店向けには具体的な対応策をガイドラインとして提供しています。
主な活動内容
1.
啓発活動の強化: 社内イントラネットや衛生委員会による注意喚起、熱中症対策の具体例を紹介。屋外での業務が多い職場において、どのような対策が効果的なのかを具体的に示す。
2.
動画配信: 店舗サイネージを活用し、毎年期間限定で熱中症予防の動画を配信。
3.
水分補給の促進: 社内に設置した給茶機の周りには、こまめな水分補給を呼びかけるPOPを掲示。
さらに、2023年7月16日から9月15日までの期間には、就業時間を1時間前倒しする「ファミマサマータイム」を実施。これにより、涼しい時間帯に出社し、業務に取り組むことで、業務効率を向上させると同時にエネルギーの節約も図っています。
健康白書の発行
また、今年初めて「健康白書」を発行し、会社の健康経営の取り組みや課題を整理しました。この白書では、健康保持や健康意識の向上が重要であることが強調されています。例えば、健康診断の受診促進に加えて、生活習慣改善に関するセミナーやウォーキング活動、メンタルヘルス対策を強化していることや、ストレスチェック結果のフィードバック体制を整備することによって、早期の健康問題把握が図られています。
この白書から明らかになったのは、健康指標が改善される社員もいる一方で、特に20代や30代における健康の課題も浮き彫りになったことです。これを受けて、今後はより一層予防策や早期対応に注力し、健康経営を深化させていく方針です。
結び
ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」をキャッチフレーズに掲げ、地域社会とお客様とのつながりを大切にしながら、便利でなくてはならない存在を目指しています。健康経営の推進を通じて、社員の健康を守ることはもちろん、多様な働き方を尊重し、地域に密着したサービスを展開していく姿勢は、今後の企業運営においても欠かせない要素です。
ファミリーマートの健康白書や健康経営に関する詳細は、公式サイトでご覧いただけます。