エゾウィンの新ツール
2025-07-12 12:32:18

エゾウィンが独自開発!位置精度を検証する新ツール

エゾウィンが位置精度を向上させる新ツールを発表



エゾウィン株式会社(本社:北海道標津町、代表取締役:大野宏)は、同社が提供している「みちびきCLAS」対応の通信一体型GPSロガーの位置情報の精度について、ユーザー自身が検証できる「位置精度検証ツール」を開発したと発表しました。このツールにより、記録されたデータポイントごとに、どの精度で取得されたかを示す証拠が付与され、データの信頼性が飛躍的に向上します。

開発の背景



エゾウィンのGPSロガーは、準天頂衛星「みちびき」のCLAS機能を活用して高精度な位置情報を提供しています。しかし、これまでのシステムでは、得られたデータがどのような状態で取得されたのかが、ユーザーには分かりづらいものでした。特に、全てのデータが最高精度の『FIX(固定解)』であるのか、一部が『Float(浮動小数点解)』であるのかといった違いは、データの評価において重要な要素です。

このような問題を解決するために、エゾウィンはデータの質にこだわり、位置精度を明確に把握できるツールを開発しました。

新ツールの概要



この「位置精度検証ツール」は、記録された全ての位置情報の精度を示すタイプを、以下の2つの方法で検証可能です。

  • - FIX(固定解):誤差約12cm。最高精度の測位状態。
  • - Float(浮動小数点解):誤差約50cm以内。FIXに次ぐ高精度。
  • - Differential/AGPS:誤差数メートル。一般的な測位状態。

ツールの特徴として、エゾウィンが提供するウェブアプリケーション「レポサクトラフィック」を利用し、記録された走行軌跡が色分け表示されるため、どの区間でどの程度の精度があったのかが一目で分かるようになっています。これにより専門的な知識がなくても、データの質を直感的に把握可能です。

さらに、全ての位置情報データを1秒単位でCSV形式で出力できるため、より詳しい分析や活用が求められる研究や業務にも対応しています。このCSVデータには、緯度経度情報に加えて、精度タイプやタイムスタンプが正確に記録されます。

プロユーザー向けのデータ提供



新たに開発された社内検証ツールによって、データの信頼性を内部で確認できるようになったことから、エゾウィンはプロユーザー向けに「位置精度データ」の提供を開始します。このデータには、全てのデータポイントの精度が含まれており、研究論文やEBPMの根拠となるデータとして信頼性を高めることが可能です。高精度な位置情報を活用したい研究機関や企業は、ぜひお問い合わせを。

エゾウィンの主な特徴



エゾウィンは、超高精度な作業記録やリアルタイムな進捗の可視化を実現し、データに基づいた運用改善を通じて、農業の生産性を向上させるための革新を提供しています。経験豊富な農業従事者の作業履歴も、若手や新規就農者が早期に育成されるための貴重な資料となります。

会社のご紹介



エゾウィン株式会社は、北海道東部の標津町で2019年に設立されました。日本最大の酪農地帯の中で、テクノロジーを活用して農業の新しい形を模索し続けています。2024年には、様々な賞を受賞した実績があり、今後も日本の食の未来を支える企業として注目されているのです。


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