子どもたちに寄り添う喫茶店「喫茶こともし」
北海道札幌市に登場した「喫茶こともし」は、高校生以下の子どもたちが無料で利用できるユニークな喫茶店です。この店舗は「おせっかい」をテーマに、地域の大人たちが飲むコーヒー代の20%を子どもたちのドリンク代に還元しています。これにより、訪れることで地域の子どもたちを支えることができる仕組みを作り出しています。
喫茶こともしの目的
「喫茶こともし」は、子どもたちのサードプレイスを提供すると同時に、地域の大人たちが積極的に関与することで、誰もが居心地よく過ごせる空間を目指しています。また、週に1~2回には多彩なイベントが開催されており、「おせっかいな大人」と「おせっかいを受ける子ども」のコミュニケーションの場となっています。これにより、自然な形で進路相談なども行われることがあります。
合同会社RaShiSaの設立背景
喫茶こともしを運営する合同会社RaShiSaは、2023年5月にこの喫茶店を設立したNPO法人E-LINKからそのバトンを受け取った形で誕生しました。地域からヒーローを育てる思いを引き継ぎ、「おせっかいが循環する持続可能な場」を提供することを目指しています。代表社員には、名達 諒さんをはじめ、業務執行社員として竹田真唯さん、平野順風さん、坪田莉來さんが名を連ねています。
課題と展望
喫茶こともしは、子どもたちにとっての居場所であると同時に、今後の課題として持続可能な運営モデルを確立することが求められています。このため、店舗スタッフを中心としたチームで「おせっかい」が循環する仕組みを強化しながら、地域の方々の理解と協力を得て、さらなる成長を目指していくとのこと。
おせっかい会員の募集
また、喫茶こともしでは「おせっかいな人」が募集中です。月額3,300円で会員になることで、ドリンク代の無料やおせっかいレターの配信、モーニングメニュー割引などの特典が受けられます。この仕組みを通じて、遠方に住む方や企業・団体も地域の未来のために支援することができる機会が提供されています。
これからの喫茶こともし
2025年には2周年を迎える喫茶こともし。その成長を支えるために、今後も地域の人々や企業との連携を深め、子どもたちの安心できる場所であり続けることが求められています。そして、これからの取り組みにより、北海道全体で「おせっかい」を育んでいくことが期待されています。
喫茶こともしの基本情報
- - オープン日: 2023年5月
- - 営業日: 火曜~金曜
- - 営業時間: 8:00~20:00
- - 住所: 北海道札幌市中央区南2条東3丁目
- - アクセス: 地下鉄東西線バスセンター前駅から徒歩5分、地下鉄大通駅から徒歩7分
連絡先
「喫茶こともし」では、地域の子どもたちを支え合う温かいコミュニティの形成を目指しています。ぜひ訪れて、どんな「おせっかい」を体験できるのかを感じてみてください。