折れたバットから生まれる新しいビールの物語
北海道北広島市に位置する「エスコンフィールドHOKKAIDO」内にあるクラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」では、2025年11月22日(土)から新たな試みとして、数量限定のビール「そらとしば シーズナル#16 バットエール2025」が提供されます。このビールは、北海道日本ハムファイターズに所属する選手10名の折れたバットをアップサイクルして作られています。
 1. アップサイクルのコンセプト
「そらとしば バットビールプロジェクト」と名付けられたこの試みは、使用できなくなったバットを新たな形で価値を生み出すものです。ファンと共に制作する過程を通じて、選手や観客とのつながりを深めることを目指しています。このプロジェクトは、日本で唯一、折れたバットをビールの原材料として活用するというユニークな取り組みです。
 2. 醸造プロセスと香りの秘密
この新ビールの特徴は、まずファンが参加する加工イベントから生まれます。参加者たちは、選手が使用していたバットを細かく加工し、その後「水蒸気蒸留法」を用いてウッディな香気成分を抽出します。これにより、バット特有の爽やかな香りがビールに加わり、飲む度に選手の活躍を思い出させる一杯となるのです。昨年の好評を受けて、制作する生産量も1.5倍に増加。
 3. ビールの味わいと特徴
ビールはスッキリとした飲み口が特徴で、アルコール度数は5.0%です。「そらとしば シーズナル#16 バットエール2025」は、ウッドチップと共に麦芽を使用して醸造されたフリースタイルライトエールで、清涼感が感じられる仕上がりとしているとのことです。
 4. 限定イベントと付加価値
また、ビール作りに使ったバットの端材は、キーホルダーやタップハンドルとして再利用されます。これらもプロジェクトの一環としてファンに配布され、特別な思い出として楽しんでもらえるでしょう。バットエールをきっかけにファンと選手の絆がさらに深まることでしょう。
 5. 参加方法と提供情報
このプロジェクトはすでに先行イベントが行われ、多くのファンからの反響を受けています。ビールの提供は2025年11月22日よりスタートし、価格は420mlで900円、510mlで1,100円です。「そらとしば by よなよなエール」でお楽しみいただけます。本プロジェクトを通じて、北海道のビール文化がさらに発展することを期待しています。
新しい体験を求めるビール愛好者の皆様、ぜひこのチャンスをお見逃しなく!