新しい取り組み『トレルナ』
北海道江別市に位置する酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校が、新たに生理用ナプキンをトイレの個室で無料で受け取れる『トレルナ』を導入しました。4月17日から20台のディスペンサーが設置され、生理用品へのアクセスがより容易になります。この取り組みは全国の高等学校では初めてのサービスとして注目されています。
目指すべき環境づくり
酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校は、「三愛主義」を教育理念として掲げています。スポーツ、学問、地域との協力を通じて、生徒の多様性を尊重し、実践的な学びを提供しています。この学校の理念に共鳴した株式会社ネクイノが、トレルナのサービスを提供することで、全ての生徒が安心して学校生活を送れる環境を整えることを目指しています。
利用方法と特徴
『トレルナ』の利用は簡単です。まず、専用のスマートフォンアプリをダウンロードし、トイレ内にあるQRコードを読み込むことで生理用ナプキンを取得できます。この仕組みは、利用者が必要なときにいつでもナプキンを手に入れることができるよう設計されています。また、ナプキンを一枚取得すると、アプリ上では2時間のロックがかかり、1ヶ月に受け取れる枚数も7枚が上限とされています。
社会のできる新常識
トレルナは、トイレというプライベートな空間を活用して、女性が安心して生理の時期を過ごすことができる環境づくりを進めています。全国各地でショッピングモールやオフィス、公的機関にサービスを展開していく計画があり、トイレにおける生理用品の常備が社会の新たな常識になることを目指しています。
将来の展望とパートナーシップ
同社の代表である石井健一氏は「必要な時に必要な一枚を、社会の当たり前にしたい」と語っています。賛同する企業や団体と共に、より多くの場所でトレルナのサービスを展開することを視野に入れています。もしこの取り組みに協力したいという方は、トレルナの公式ウェブサイトで情報をチェックしてください。
お問い合わせと詳細情報
トレルナに関する詳細やパートナー募集については、
公式ウェブサイトをご覧ください。トレルナの設置状況や利用方法の確認もできます。
最後に
このような具体的で実践的な取り組みが、地域社会の中で生理に関する不安を軽減し、女性が自由に学校生活を送る助けになることを期待しています。今後も『トレルナ』の動きに注目です!