富良野自然塾が未来を繋ぐ
富良野自然塾は、脚本家の倉本聰氏が主宰するNPO法人で、2005年に閉鎖されたゴルフ場を元の森に戻すための植樹活動を始めました。その活動の一環として、環境教育プログラムを展開し、これまでに79,000本の植樹を行ってきました。また、現在では東京や京都など全国に8つの分校が設立され、多くの人々に環境教育の重要性をこのテーマで広めています。
季刊誌『カムイミンタラ』
この活動を支えるために発行されているのが、季刊誌『カムイミンタラ』です。この誌は、倉本聰が多様な専門家とともに様々なテーマについて対話する内容となっており、自然との接し方や教育の根本的な考え方を考察する内容が盛り込まれています。発行から20年間の累積を経て、単なる活動報告を超え、現代人が忘れかけている「本当の豊かさ」と「人と自然の関係」を問い直す生きた教科書としての役割を果たしています。
電子化の必要性
しかし、近年ではこの貴重な誌が一部入手困難になり、それによって伝えたいメッセージが失われつつあります。そこで、すべての号を電子書籍としてアーカイブ化し、誰でも容易にアクセスできる環境を作ることが急務とされています。このプロジェクトでは、バックナンバーを高解像度でスキャンし、文字起こしを行い、検索可能な形で再構成します。倉本聰の理論や鼎談を時系列で整理することで、教育や研究の資源としての価値を提供することができます。
プロジェクトのビジョン
このプロジェクトの目指すところは、倉本聰の言葉や思想を文化資産として次世代に継承し、富良野自然塾の取り組みが広く教育現場にも活かされることです。また、森とつながる人々を増やし、全国・世界で共感の輪を広げたいという願いも込められています。
皆さんの支援が必要です
この電子アーカイブ化には、自らの活動資金とは別に専門的なデジタル化作業やシステム構築にかかる初期投資が必要です。この取り組みは単なる記録ではなく、未来への文化継承であると私たちは考えています。皆様の力を貸していただければ幸いです。
金額別返礼品
ご支援いただいた賛助会員には、年に4回の頻度で『カムイミンタラ』の最新号をお届けします。環境問題、教育、哲学に関する内容を綴ったこの一冊は、じっくりと読んでいただける魅力あふれる資料となっています。
このプロジェクトは、富良野で育まれた知恵を次の世代や世界と繋げるための挑戦です。どうか、皆様のご支援をお願いいたします。